2025/01/08 更新

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フジイ トモコ
藤井 智子
FUJII Tomoko
所属
医学部 看護学科 看護学講座
外部リンク

学位

  • 法学(政治) ( 2007年3月   北海学園大学 )

研究キーワード

  • -公衆衛生看護 地域看護 地域包括ケア

  • 地域包括ケアシステム

  • 地域ケア会議

  • 公衆衛生看護学

学歴

  • 北海学園大学大学院法学研究科政治学専攻

    2004年4月 - 2007年3月

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経歴

  • 旭川医科大学   医学部 看護学科   教授

    2012年5月 - 現在

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  • 旭川医科大学   医学部 看護学科   准教授

    2007年12月 - 2012年4月

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  • 旭川医科大学   医学部 看護学科   講師

    2004年3月 - 2007年11月

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  • 北海道立衛生学院   地域看護学科   講師

    1994年4月 - 2004年3月

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  • 北海道立衛生学院   学務課   講師

    1994年4月 - 2004年3月

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  • 北海道稚内保健所   予防課   職員(医療系)

    1991年6月 - 1994年3月

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  • 北海道士別保健所   予防課   職員(医療系)

    1985年5月 - 1991年6月

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所属学協会

  • 日本公衆衛生看護学会

    2012年12月 - 現在

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  • 日本ルーラルナーシング学会

    2011年9月 - 現在

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  • 看護総合科学研究会

    2008年4月 - 現在

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  • 日本公衆衛生学会

    2004年4月 - 現在

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  • 日本看護研究学会

    2004年4月 - 現在

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  • 北海道地域福祉学会

    2004年4月 - 現在

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  • 日本地域看護学会

    2004年4月 - 現在

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  • 日本看護学教育学会員

    2003年4月 - 現在

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  • 北海道公衆衛生学会

    1998年4月 - 現在

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論文

  • 事例検討における質問の特徴からみた高齢者のアセスメントの視点 新任期保健師研修を通して 査読

    塩川 幸子, 藤井 智子, 神戸 愛, 水口 和香子, 山下 千絵子

    日本公衆衛生看護学会誌   13 ( 1 )   22 - 30   2024年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本公衆衛生看護学会  

    目的:保健師の事例検討における質問の特徴からみた高齢者のアセスメントの視点を明らかにする.方法:新任期・プリセプター・管理期の保健師25名を対象に,高齢者5例の事例検討における質問を質的記述的に分析した.結果:質問の特徴として,《本人・家族の生活力》には【暮らしの中で必要な生活動作】,【社会生活の営みの中の困りごと】,【高齢世帯を支える家族の構造とつながり】,【家族の問題認識と対応力】,【暮らしを支える環境とのつながり】が挙げられた.《健康維持力》は【食べる力】と【健康状態の経過】,【医療につながり途切れない力】,【主治医の判断】をみて,《支援の方向性》として【在宅生活の見通し】を検討していた.考察:生活力と健康維持力を関連させ,今後の在宅生活の見通しを立てることが高齢者のアセスメントの視点として示された.これらの視点の活用を促すことが,新任期保健師のアセスメント力向上につながると考える.(著者抄録)

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  • 介護保険事業計画にみる地域ケア会議と地域包括ケアシステムの位置づけ—北海道134市町村の第8期介護保険事業計画の分析から 査読

    藤井 智子, 神戸 愛

    北海道地域福祉研究   27   35 - 48   2024年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   出版者・発行元:北海道地域福祉学会  

    【目的】北海道の市町村が策定する第8期介護保険事業計画について地域ケア会議等地域課題につながる記載内容の実態を明らかにし地域包括ケアシステム構築のための計画策定の在り方の基礎資料とする。【方法】自治体が web 上で公表している介護保険事業計画を読み地域課題につながる記載項目を検討しそれらを量的・質的に分析した。【結果】134 自治体の計画を分析対象とした。記載項目では、「高齢者人口数」「高齢化率」の記載はほぼ 100%だったが、「独居高齢者数」「高齢夫婦世帯数」は約 6割、「平均寿命」「健康寿命」「要介護の原因疾患」「要介護認定者の有病状況」は1割以下であった。地域ケア会議は9割記載されていたが、そのうち目的 ・ 内容、参加職種、開催回数を網羅しているのは3 割であった。会議の目的・内容の質的分析から、≪地域包括ケアシステムの実現と地域づくり≫≪事例検討を積み重ねることによる地域課題の把握≫≪自立支援の質の向上≫≪ケアマネジメント力向上と研鑽の場 ≫≪医療と介護の連携の強化≫≪ネットワークの構築≫≪課題の種類に応じた部会による検討≫ ≪政策として反映させる≫の8カテゴリが抽出された。地域ケア会議の評価から地域課題を記述しているのは1市町村であった。【考察】計画には高齢者の健康状態を示す情報と地域ケア会議から導かれた地域課題はほとんど記載されておらず健康課題を取り込んだ計画になっていなかった。自治体内の事務職と保健師などの医療職および社会福祉専門職との連携が手薄である可能性から自治体職員の課題分析 と計画への明記の認識がしづらい状況にあることが示唆された。

    DOI: 10.60412/hacd.27.0_35

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  • 保健師基礎教育における地域ケア会議ロールプレイの学習成果 -リアリティを生み出す教員の介入と学生の学び- 査読

    藤井 智子, 塩川 幸子, 水口 和香子

    日本看護学教育学会誌   33 ( 3 )   57 - 69   2023年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本看護学教育学会  

    [目的]地域ケア会議ロールプレイを体験した学生の学びと他職種を演じた教員の体験および評価を明らかにし連携調整技術教育への示唆を得る。[方法]学生21名の学びの記録分析と教員4名に半構造面接を行い質的記述的に分析した。[結果]学生は【討論を活発にする舵取りの技術】を学び【失敗から捉えた根回しの技術】から【企画を練り上げるプロセス】を振り返り【地域ケア会議の意味づけ】をしていた。教員は【リアリティに近づく役づくり】と【ロールプレイの場面を踏まえたフィードバック】をし【臨場感のあるロールプレイが導く学習の成果】を捉え【技術を深化させる教材の工夫】を考えていた。さらに【教員としてよい経験となる思い】を抱いていた。[考察]学生は教員が演じる臨場感あるロールプレイから難しさを体験し企画が土台であることを学んでいた。会議の企画書作成とロールプレイの組み合わせは効果的な技術の学びとなることが示唆された。(著者抄録)

    DOI: 10.51035/jane.33.3-1_57

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  • 小規模自治体における地域ケア会議の課題 自治体,医療機関,保健所へのインタビュー調査から 査読

    藤井 智子, 塩川 幸子

    日本ルーラルナーシング学会誌   18   45 - 54   2023年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   出版者・発行元:日本ルーラルナーシング学会編集委員会  

    【目的】自治体,保健所からみた小規模自治体における地域包括ケアシステムの捉え方と地域ケア会議の認識,医療機関からみた地域包括ケアにおける医療の役割認識を明らかにすることで地域ケア会議の課題を明確にし,有効に機能する方策への示唆を得る.【方法】自治体職員6名,自治体の医療機関の医師・看護師3名,保健所保健師4名の計13名に半構造面接をし,質的帰納的に分析した.【結果】自治体は地域包括ケアシステムを【生活課題から医療課題への広がりの実感】をもち,【皆で構築するプロセス】,保健所は【自治体が構築し住民を安心に導くもの】と捉えていた.医療機関は【地域包括ケアにおいて医療の役割の模索】をしながら【自治体との信頼関係を土台にした地域包括ケアの推進】の役割認識があった.自治体と保健所は地域ケア会議の企画の困難さを認識していた.【考察】地域ケア会議の企画の困難さの背景に,医療職への遠慮と曖昧な役割期待,自治体内部の温度差と少数の専門職による企画があった.地域の課題分析と会議の位置づけの明確化,自治体の企画力向上の必要性が示唆された.(著者抄録)

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  • 住民組織に属する住民による地域課題の捉え方の特徴 査読

    山下 千絵子, 藤井 智子

    日本公衆衛生看護学会誌   11 ( 2 )   99 - 107   2022年8月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本公衆衛生看護学会  

    目的:住民組織に属するメンバーによる地域課題の捉え方の特徴を明らかにし,行政保健師との協働への示唆を得る.方法:行政協力組織に属するメンバーを対象にグループインタビューを実施した.逐語録から地域課題の捉え方に関する内容を抽出しカテゴリ化した.結果:研究協力者は3住民組織11名で平均年齢は71.5歳であった.住民組織メンバーは,【日常の中で人々の暮らしを経年的に把握する】,「高齢者」「男性」などに着目し【暮らしの困りごとから課題を見立てる】,さらに心配な高齢者に焦点をあて【住民の命を守るための課題を掘り下げる】ことを行っていた.考察:特徴として,住民との人間関係を土台に相互扶助的な関わりのある範囲を重視し,困りごとに対応した経験で培われた枠組みから課題を見立てていた.住民組織メンバーの捉える生活に密着した地域課題と行政保健師の専門的判断を重層的に共有することが協働の基盤となると考える.(著者抄録)

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    その他リンク: https://search.jamas.or.jp/default/link?pub_year=2022&ichushi_jid=J06674&link_issn=&doc_id=20220907360002&doc_link_id=%2Ffg5kosyu%2F2022%2F001102%2F002%2F0099-0107%26dl%3D0&url=https%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Ffg5kosyu%2F2022%2F001102%2F002%2F0099-0107%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif

  • 看護系大学統合カリキュラムを卒業した自治体に働く新任期保健師の経時的成長の特徴 査読

    藤井智子, 塩川幸子

    旭川医科大学研究フォーラム 第19集   19   10 - 23   2022年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    本研究は、看護系大学統合カリキュラムを卒業した5年目未満の新任期保健師の成長体験の経時的変遷を明らかにすることを目的とした。 北海道の自治体に就職した新任期保健師7名を対象にフォーカスグループインタビューを1年目、3年目、5年目の3回実施した。 逐語録から成長体験の語りを抽出し、コード化し意味内容が類似したものをまとめ、 サブカテゴリ、 カテゴリを生成した。 それらを経験年数別に更に意味内容が類似したものをまとめ中位カテゴリとした。 中位カテゴリは【実践力の向上の自覚】【職場環境の広がりと役割】【自信と自信の無さの共存】【専門性の発達】であり、これら4つの視点で成長していた。 新任期保健師は、1年目は保健師活動から程遠い日々を過ごし理想と現実とのギャップに悩みながらも批判を封じ込め、試行錯誤ながら実践をしていた。3年目は自由裁量が拡大し苦い経験の積み重ねから支援を学び自信をつけ、生活に慣れ順調に仕事をこなしながらも他職種との連携の壁にぶつかっていた。5年目は企画力が身につき、行政の組織環境を批判的に観察しながらとるべき保健師の役割を考え不足している行政能力向上の目標を立てていた。さらに保健師の専門性や本質がみえてきたと感じていた。5年間を通して自信と自信の無さの共存があった。現任教育では自信の無さを成長課題としてとらえ、新任期の前期には経験を重視し活動の意味づけをすること、後期には行政組織の中で専門職と行政職の二側面で教育していく必要性が示唆された。
    キーワード:5年未満新任期保健師 成長体験 経時的変遷 フォーカスグループインタビュー

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  • 過疎地域で働き続ける中堅期保健師の活動に影響を与えた生活体験 査読

    室矢 剛志, 藤井 智子

    日本ルーラルナーシング学会誌   17   1 - 9   2022年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本ルーラルナーシング学会編集委員会  

    【目的】過疎地域で働く中堅期保健師の活動に影響を与えた生活体験を明らかにし,働き続けるためのモチベーション向上への示唆を得る.【方法】過疎地域市町村に所属する中堅期保健師5名を対象に,就職後から現在までの生活体験や勤務継続することができた理由等について半構造化面接を行い,質的記述的に分析した.【結果】139コード,38カテゴリ,4コアカテゴリが生成された.就職当初は,住民との距離の近さや保健師の仕事に【不安や戸惑いを感じる体験】があり,時間とともに【住民とのつながりが濃いゆえの体験】,【住民であり保健師である体験】を積み上げ,これらの体験に面白さを見出し,【生活や仕事を肯定的に捉える体験】をしていた.【考察】住民であり保健師である立場の体験が地域の理解を深め,保健師活動に良い影響をもたらし,過疎地域での生活全体をポジティブに捉え直すことにつながった.早くから住民であり保健師でもある役割の重なりを肯定的に意味づけし,自らの成長を実感することが自信となり,モチベーションの向上になることが示唆された.(著者抄録)

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  • 直営型地域包括支援センター保健師の役割葛藤 査読

    神戸 愛, 藤井 智子

    北海道公衆衛生学雑誌   35 ( 2 )   149 - 154   2022年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:北海道公衆衛生学会  

    本研究は、直営型地域包括支援センター(以下、包括)保健師の役割葛藤の実態について明らかにすることを目的とした。保健部門を経験した直営型包括保健師4名を対象に半構造的面接を実施し、質的記述的に分析した。15サブカテゴリ、5カテゴリ、2コアカテゴリが生成された。保健師は、包括で役割が見いだせないまま配置され、専門性を発揮できずに役割葛藤を抱える一方で、対人支援の中で役割を発揮しようと踏み出し、ライフサイクルを通した予防という共通点に気づく保健師の専門性の認識の変化がみられた。包括で保健部門への心残りを抱え、保健師一人と福祉職との協働の中で専門性が見出せず、役割葛藤を生み出したと考える。一方、役割葛藤を抱えながらも保健部門の経験と高齢者支援をつなげ、医療職としての幅広い予防の視点を見出すことができた。包括への異動は、所属にとらわれない保健師の専門性の認識を広げる可能性があることが示唆された。(著者抄録)

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  • 通所型介護予防事業における高齢者の物忘れに対する不安感と関連要因に関する研究 査読

    澤崎 勇気, 藤井 智子, 伊藤 俊弘

    北海道地域福祉研究   24   30 - 43   2021年3月

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  • 北海道内の地域ケア会議の実態からみる地域包括ケアシステムの課題

    藤井, 智子, 塩川, 幸子

    北海学園大学大学院 法学研究科論集   21   1 - 44   2020年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:北海学園大学大学院法学研究科  

    type:Article
    identifier:北海学園大学大学院 法学研究科論集
    identifier:http://hokuga.hgu.jp/dspace/handle/123456789/4049

    CiNii Books

    CiNii Research

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    その他リンク: https://asahikawa-med.repo.nii.ac.jp/records/6222

  • 看護基礎教育における難病当事者参加授業での学生と当事者双方からみた効果 査読

    藤井, 智子, 塩川, 幸子, 水口, 和香子

    北海道公衆衛生学雑誌   33 ( 2 )   13 - 20   2020年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    その他リンク: http://amcor.asahikawa-med.ac.jp/modules/xoonips/detail.php?id=2020061201

  • 積雪寒冷地で遠距離通院をする妊婦の通院およびセルフケア行動の実態 査読

    砂原 彩加, 藤井 智子

    日本ルーラルナーシング学会誌   15   43 - 55   2020年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本ルーラルナーシング学会編集委員会  

    【目的】積雪寒冷地で遠距離通院をする妊婦の通院およびセルフケア行動の実態について明らかにし,今後の示唆を得る.【方法】妊婦健診で受診した妊娠28週以降の妊婦に無記名自記式質問紙法を実施し,有効回答を得た287人を対象に分析した.【結果】積雪期の通院時間は,30分未満152人(53.0%),30~60分未満72人(25.1%),60~90分未満32人(11.1%),90~120分未満18人(6.3%),120分以上13人(4.5%)であった.9割以上が自家用車で通院し,主な運転者は妊婦本人だった.通院時の気がかりは遠距離群に有意に多いが,「悪天候対策」以外のセルフケア行動や,夫および周囲からの支援は遠距離群・近距離群の2群間に有意差は見られなかった.【考察】行政や専門職は広域的な視点で遠距離通院時の移動支援や経済的支援の拡充を進める必要がある.看護者は予防の視点で遠距離通院妊婦のセルフケア行動を促進し,必要に応じて重要な精神的支援者の役割を担う必要がある.(著者抄録)

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  • 北海道過疎地域における看取りの看護実践から捉えた訪問看護師の役割 査読

    工藤 香, 藤井 智子

    日本ルーラルナーシング学会誌   13   1 - 12   2018年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本ルーラルナーシング学会編集委員会  

    本研究の目的は、過疎地域で働く訪問看護師が看取りの過程でどのような支援を行っているのか、その実態と役割の認識を明らかにし、過疎地域における訪問看護師の役割について考察することである。対象者は、訪問看護事業所に勤務し看取り経験のある看護師5名とした。方法は、インタビューガイドを用いた半構造化面接を行い質的に分析した。その結果、82の小カテゴリー、22の中カテゴリー、6つの大カテゴリーが抽出された。訪問看護師の看取りの過程で見出された支援と役割の認識として、【過疎地域の特性をふまえた看護活動】【看取りの過程に応じた家族の力を育てる支援】【看取りの促進に不可欠な医師との連携の強化】【看取りを支えるための連携を広げる】【困難と感じている看取りの看護】【過疎地域で求められる訪問看護師の役割】が明らかになった。広域的で自然環境が厳しいなか工夫を凝らした看護活動を実践し、医療機関が少ないため悪化時には入院という意識が強い地域性から、家族が諦めず判断し行動していく力を育てていた。また入院先が都市部でタイミングを逃すと地元に戻れない可能性も高いため、早期の段階から医師との良好な関係を築き多職種との連携を強めていた。過疎地域では、専門職が少ないため、訪問看護師に求められる役割が広く、健康と生活を結びつけた高いアセスメント力とマネジメント力が求められる。また、地域の課題を行政に伝え、看取りが実現出来る地域づくりの一翼を担う役割が期待されている。(著者抄録)

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  • 移動能力が高い地域高齢者の閉じこもりに関連する要因 査読

    水口和香子, 藤井智子

    北海道地域福祉研究   18   26 - 37   2015年3月

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  • 青年期にある発達障がいを持つ人の支援のあり方の検討~保健師が体験している支援上の難しさをとおして~ 査読

    塩川幸子, 北村久美子, 藤井智子, 上田敏彦

    北海道公衆衛生雑誌   25 ( 2 )   161 - 166   2012年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    青年期にある発達障がいを持つ人に継続支援している保健師が感じている支援上の困難さを、10名の保健師へのインタビューを通して明らかにした。その結果、【障がいがわかりにくい】 【支援が途切れやすい】【信頼関係づくりが難しい】【周囲から受け入れられにくい】【支援者側の問題】【発達障がいの特性による生活しづらさ】【二次障がいによる周囲への影響』【生活していく力の弱さ】【家族の対応力の問題】があげられた。

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  • へき地の病院に勤務する看護管理者の日常業務のなかでの取り組みー北海道道北圏の病院に勤務する看護管理者へのインタビューから 査読

    杉山さちよ, 藤井智子, 北村久美子

    日本ルーラルナーシング学会誌   ( 6 )   65 - 75   2011年5月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    へき地の病院で働く看護管理者が日常業務で取り組んでいる行為や工夫の特徴を明らかにし、看護管理者に求められる機能や役割について検討した。北海道道北地域に位置する病院に所属する看護管理者8名にインタビューを行った。その結果、看護管理者は、看護組織集団、病院事務長や医師などの病院内部環境に働きかけるとともに、地元住民や関係職種、看護資質向上や人材確保対策に向け、病院外部環境に働きかけていた。

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  • 学習成果を自覚できる地域保健看護技術演習の方法と工夫 –実践力向上に向けて- 査読

    藤井智子, 杉山さちよ, 北村久美子

    看護総合科学研究会誌   13 ( 1 )   3 - 13   2010年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    学士課程において地域保健看護技術の実践力向上に向け、学生が学習成果を自覚できる演習を企画しその成果を明らかにした。150名の学生の演習後のレポート、自己評価、実技試験、実習後のアンケートからその効果を分析した。その結果、認識できた技術は≪コミュニケーション技術≫≪グループワーク技術≫≪アセスメント技術≫≪プレゼンテーション技術≫≪日常生活援助技術≫≪社会資源提供技術≫≪観察技術≫≪ケースカンファレンス技術≫の8つだった。自己評価でも技術の活用の必要性を認識していた。実技試験では「場面構成」の実践力の到達は高かったが、アセスメント力を要する「データの聞き取り」は低かった。実習後のアンケートからは実習で役に立ったこととして≪実習に向けての準備性≫≪看護場面のイメージづくり≫≪自己課題の明確化≫などが挙げられ、求められる技術を認識し自己課題を明確にすることで実習への準備性が高まることがわかった。

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  • 「JICAアフリカ地域 地域保健担当官のための保健行政コース~受け入れ2年目を終えて~

    藤井智子, 北村久美子, 吉田貴彦

    旭川医科大学研究フォーラム   10   104 - 110   2010年4月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • 「北海道最北地域における病院看護管理者の看護実践の特徴」

    杉山さちよ, 藤井智子, 北村久美子

    旭川医科大学研究フォーラム   10   97 - 99   2010年4月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • 「地域高齢者の社会関連性と主観的幸福感に関する検討ー高齢者が幸福感を感じられる共同体のかたちー」

    大前より子, 藤井智子, 北村久美子

    北海道地域福祉研究   ( 13 )   46 - 59   2010年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 訪問看護ステーションの経営に影響する地域的要因の検討 北海道のへき地における6施設の聞き取り調査から 査読

    高橋 由美子, 片倉 洋子, 藤井 智子, 油谷 清美

    日本ルーラルナーシング学会誌   4   9 - 20   2009年8月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本ルーラルナーシング学会編集委員会  

    訪問看護ステーションの経営に影響する地域的要因を検討するため,北海道内へき地にある6施設の訪問看護ステーション看護管理者から聞き取り調査を行った.結果,積雪・寒冷の気象条件が交通障害への負担感に,地勢では,海岸沿いに道路が長く交通アクセスが不便で移動距離・時間が長く,可住地人口の偏りにより訪問効率が悪い.基幹産業による収入額と年金支給水準が訪問看護サービスの回数や利用時間区分を規定している.また,人口減少・高齢化により疾病が重度化し死亡による利用終了が多くなり,高齢者夫婦世帯では介護力が不足し通院が困難になると訪問診療が無いため施設入所を希望する,元々の資源利用に対する住民意識が訪問看護を入院・入所までの待機として利用し,結果として利用者の減少につながる.またスタッフの確保は困難で一名の確保・離職が加算に直接影響する.へき地におけるこれらの地域的要因は,看護管理者の経営努力を超えた構造的な課題である.(著者抄録)

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  • 北海道のへき地における看護学実習の実現 医学科看護学科合同による早期体験実習 査読

    北村 久美子, 藤井 智子, 杉山 さちよ

    日本ルーラルナーシング学会誌   4   43 - 50   2009年8月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本ルーラルナーシング学会編集委員会  

    本学は,日本の最北端に位置する医科大学として昭和48年に開学し医学部医学科に加え平成8年に看護学科が設置された.看護学教育を進めるにあたり,看護の本質を学生のレディネスに合わせ「どのような内容をどのように伝えていくか」という教育観,教材観については日々腐心するところである.看護職は,保健・医療・福祉などの関係職種と連携しながら,対象となる人がどのような地域で暮らしていても人々の健康に責任をもち,いつでも必要に応じて質の高い援助ができなければならないと考える.学生には,看護の対象となる人々は生活者であり,暮らしを営んでいる者の姿を実体験から学ばせたい,同時に,看護職者の自律と医療人のチームワークの意義を実感させたいという思いを長年温めてきた.これらのことが平成21年度の新しいカリキュラムに,医学科看護学科学生合同の早期体験実習I・II(へき地看護学実習)を位置づけて実現することができた.実現に至るまでにはいくつかの好機に恵まれていたといえよう.一つは,医学科カリキュラム「早期体験実習」の立ち上げとその展開に看護教員が加わっていたこと,二つには,宗谷地域看護管理者の会の要請で開始できた夏休み看護体験学習,三つには,大学教育のグランドデザイン策定に看護教員が加わったことなどである.今後は,大学と現場の双方の協働により学生にとって有意義な実習にしていく責任がある.(著者抄録)

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  • 「訪問看護ステーションの経営に影響する地域的要因の検討―北海道のへき地における6施設の聞き取り調査からー」

    高橋由美子, 片倉洋子, 藤井智子

    日本ルーラルナーシング学会誌   ( 4 )   43 - 50   2009年4月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 「認知症高齢者の包括的地域支援の形成基盤に関する研究―地域事例調査を通してー」

    橋本伸也, 北村久美子, 藤井智子, 杉山さちよ, 出口拓彦, 高田泉, 忍博次

    高齢者問題研究   ( 22 )   73 - 90   2006年4月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 中小企業における分煙対策の実態について 札幌市内の中小企業における実態調査 査読

    渡邊 香奈子, 上野 香織, 今野 輝美, 山田 幸枝, 伊良原 亜矢, 村上 高悦, 藤井 智子

    北海道公衆衛生学雑誌   19 ( 1~2 )   96 - 102   2006年3月

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    担当区分:最終著者   記述言語:日本語   出版者・発行元:北海道公衆衛生学会  

    分煙対策が進んでいないと予測される中小企業における分煙対策の実態を把握し,分煙対策が進む理由・進まない理由について検討した.札幌市内の中小企業203社を対象として,アンケート調査を実施した.約8割の中小企業が何らかの分煙対策を実施していた.全面禁煙は12.8%,喫煙専用部屋を設置している31.4%,仕切で場所を区分している12.8%,仕切のない場所を設定している16.8%,喫煙タイムのみ3.9%であった.全面禁煙,または喫煙専用部屋に専用排気装置を設置する望ましい分煙対策を実施していたのは,約2割にとどまった.分煙開始理由として,社員の健康のため,社会全体の流れによるものが多く,「健康日本21」や「健康増進法」が引き金となっていることが示唆された.分煙対策未実施の理由は「特になし」が最も多く,現在の対策は,今のままで十分とする企業が6割であった

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  • JICA「母子保健のための人材開発事業」研修 北北海道地域における地域母子保健活動のフィールドワークの有効性(JICA "Human Resources Development in Maternal and Child Health" Course Training: Effectiveness of the Fieldwork of Community Maternal and Child Health Activities in the North Hokkaido Area)

    Fujii Tomoko, Kitamura Kumiko, Sugiyama Sachiyo

    看護総合科学研究会誌   9 ( 1 )   43 - 48   2006年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   出版者・発行元:看護総合科学研究会  

    地方における医療制度及び母子保健への取り組みについて理解を深め,適切な医療,健康及び福祉管理について検討するため,発展途上国の看護師(男1名,女8名)を対象に,北海道の医療機関や関連施設において4日間の研修を行った.今後の研修プランに役立てるため,研修終了後に参加者に対し研修内容に対するアンケート調査を行った.その結果,短時間の研修により保健師の役割に対しては十分に理解を深めることができたが,助産師や看護師の役割に対する理解は不十分であることが明らかとなった.また,日本のみならず各国の情報を交換し合うことで相互理解を深めることができたことから,一方行のみの教育よりも参加者各々が教育しあう環境作りが重要であることが示された

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    その他リンク: https://search.jamas.or.jp/default/link?pub_year=2006&ichushi_jid=J03225&link_issn=&doc_id=20060413560005&doc_link_id=%2Fel6kanso%2F2006%2F000901%2F006%2F0043-0048%26dl%3D0&url=https%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fel6kanso%2F2006%2F000901%2F006%2F0043-0048%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif

  • 「年齢調整死亡率についての図解教材化の試み」 査読

    望月吉勝, 杉山さちよ, 藤井智子

    北海道公衆衛生雑誌   19 ( 1, 2 )   133 - 135   2005年4月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 地域ケアコーディネーション技術実習の教育評価 卒業後2~6年目の行政で働く保健師を対象として 査読

    立花 志保, 小関 三千代, 藤井 智子

    北海道公衆衛生学雑誌   18 ( 2 )   112 - 123   2005年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:北海道公衆衛生学会  

    保健師の調整・システム化・施策化能力の強化をねらい,地域ケアコーディネーション技術実習を開始した.卒業生のうち,行政機関で働いている保健師237名を対象に自記式調査を実施し,卒業後にこの学習を現場の中でいかに発展させ,保健師の能力として定着させているかの実態を調査した.実習は保健師が担う地域ケアコーディネーションの理解の点で卒業後の保健師活動に役立っていた.特に関係者との連携や会議の進め方について実習を想起し,技術を実践できたという点で役立っていた.機会がない場合は実習を役立てることができないと感じる現実もあり,新任期の実践を支える卒後の環境の重要性が示唆された.また,基礎教育の役割としては,実習で学んだことを職場で意識的に使用する意欲と行動力をもてるよう動機づけの強化が自己努力を推進する上で必要であることが示唆された

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  • 「精神障害者を抱える家族への家族会結成にむけての支援―家族が生き生きと変化する、家族のための家族会を創るー」 査読

    藤井智子

    北海道地域福祉研究   8   51 - 63   2004年4月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 「JICA集団「母子保健人材育成」コース研修 地域における母子保健活動―地域保健看護学の立場からー」

    北村久美子, 藤井智子, 杉山さちよ

    旭川医科大学研究フォーラム   5 ( 1 )   67 - 75   2004年4月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • 「卒業生へのアンケート調査による基礎教育評価の取り組み」 査読

    立花志保, 小関三千代, 藤井智子

    看護教員と実習指導者   1   33 - 46   2004年4月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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MISC

  • COVID-19流行にかかる本邦への入国制限緩和後に実施したアフリカ地域保健人材育成研修

    神田 浩路, 伊藤 俊弘, 藤井 智子, 塩川 幸子, 吉田 貴彦

    日本公衆衛生学会総会抄録集   82回   548 - 548   2023年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本公衆衛生学会  

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  • COVID-19下の本学におけるアフリカ保健人材育成のためのJICA研修

    神田 浩路, 伊藤 俊弘, 藤井 智子, 塩川 幸子, 吉田 貴彦

    旭川医科大学研究フォーラム   20   44 - 61   2023年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:旭川医科大学  

    本学におけるJICA課題別研修「アフリカ地域地域保健担当官のための保健行政」は、2022年度で15年が経過した。これまでは毎年6~8月にかけて旭川市及び道北地方を中心に講義・演習・視察をバランスよく提供していたが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により2020~2021年度は遠隔研修、2022年度は来日後の遠隔研修と実地研修を組み合わせたハイブリッド研修となった。また、2021年度からはこれまで英語圏からの研修員が中心であったが、英語圏以外の研修員も本格的に受け入れることとなった。本稿では、2020~2022年度の直近3年間の研修について報告するとともに、今後の研修の在り方について考察する。(著者抄録)

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  • 北海道内におけるアフリカ地域保健人材育成のための遠隔研修 2年目の成果と教訓

    神田 浩路, 伊藤 俊弘, 藤井 智子, 塩川 幸子, 吉田 貴彦

    北海道公衆衛生学雑誌   36 ( 2 )   61 - 67   2023年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:北海道公衆衛生学会  

    2021年度の旭川医科大学におけるアフリカ地域保健人材を対象としたJICA研修は,2020年度に引き続き遠隔での実施となった.研修は,講義資料及び動画による自学自習と質疑応答を中心としたzoomセッションで構成され,5か国6名が参加した.その結果,2020年度の教訓から再生時間の長い動画を分割して自学自習の環境を整えたところ,動画数は2020年度の2倍となったが再生回数は3倍となり,研修内容及びその量・質については研修員から概ね高評価となった.一方,研修員は通信環境が制限される地方勤務を含む通常業務中における参加であったため,週末に集中して自習するなどの工夫をしていた.また,来日研修時に実施していたフィールド調査法等の開講要望もあった.英語を母語としない参加者の英語による専門的な議論が容易でない事例も見られた.今後は,遠隔及び来日を組み合わせたハイブリッド研修の導入や多言語対応なども考慮してより良い研修を企画・運営していきたい.(著者抄録)

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  • アクションリサーチによる小規模自治体職員の地域ケア会議を活用した人材育成 ケアマネジメント力向上を目指すモニタリングの一考察

    藤井智子, 塩川幸子, 水口和香子

    日本公衆衛生看護学会学術集会講演集   12th   2023年

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    担当区分:筆頭著者  

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  • 地域ケア会議ロールプレイの評価(第三報) 会議のリアリティを体験した保健師学生の学び

    塩川 幸子, 藤井 智子, 水口 和香子, 神戸 愛, 神田 浩路, 山下 千絵子

    北海道公衆衛生学雑誌   36 ( 1特別付録 )   30 - 30   2022年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:北海道公衆衛生学会  

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  • 地域ケア会議ロールプレイの評価(第一報) リアリティを生み出す教員の介入と成果

    藤井 智子, 塩川 幸子, 水口 和香子

    北海道公衆衛生学雑誌   36 ( 1特別付録 )   28 - 28   2022年10月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:日本語   出版者・発行元:北海道公衆衛生学会  

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  • 地域ケア会議ロールプレイの評価(第二報) リアリティから学びを得るための技術教育の工夫

    水口 和香子, 藤井 智子, 塩川 幸子

    北海道公衆衛生学雑誌   36 ( 1特別付録 )   29 - 29   2022年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:北海道公衆衛生学会  

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  • おっくうと感じている地域高齢者の外出状況の縦断的変化

    水口 和香子, 藤井 智子

    日本公衆衛生看護学会学術集会講演集   10回   156 - 156   2022年1月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本公衆衛生看護学会  

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  • アセスメント力向上を目指した事例検討(第3報) アクションリサーチによる高齢者事例の質問分析を通して

    藤井 智子, 塩川 幸子, 神戸 愛, 水口 和香子, 山下 千絵子

    日本公衆衛生看護学会学術集会講演集   10回   129 - 129   2022年1月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本公衆衛生看護学会  

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  • アクションリサーチによる小規模自治体職員が生み出す地域ケア会議企画の可視化

    藤井智子, 塩川幸子

    日本公衆衛生看護学会学術集会講演集   11th   2022年

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    担当区分:筆頭著者  

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  • JICA課題別研修におけるアフリカ地域保健人材を対象とした遠隔研修の実施

    神田 浩路, 伊藤 俊弘, 藤井 智子, 塩川 幸子, 吉田 貴彦

    国際保健医療   37 ( 4 )   211 - 221   2022年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本国際保健医療学会  

    目的 旭川医科大学では2008年より来日によるJICA課題別研修「アフリカ地域 地域保健担当官のための保健行政」を実施しているが、世界的なCOVID-19流行の影響を受けて2020年度は遠隔研修と翌年度の来日研修へと計画変更した。来日研修はCOVID-19流行継続により中止となったが、本稿ではこれまでとは異なるアプローチ・手段が求められる中での遠隔研修について、得られた教訓を報告する。方法:事前準備 従来の7週間の来日研修から4週間の遠隔研修及び後日の来日研修に変更となったため、カリキュラムの見直しを行った。遠隔研修は2021年1~2月に開講され、5か国8名の研修員と2か国9名のオブザーバーが参加した。研修は1回90分、1日あたり2~3コマを基本とした音声付きパワーポイント資料に基づく自主学習を合計27コマ設定するとともにカントリーレポート発表及び自主学習に対する質疑応答を主な目的としたzoomセッションで構成した。Zoomセッションは1回あたり2~3時間とし、カントリーレポート発表2回、自主学習に対する質疑応答4回、ライブ講義を含めた質疑応答4回の合計10回を開催した。資料はGoogle Driveにて専用アカウントを作成し、指定されたURLより自由に閲覧できる状態にした。結果:研修実施 自主学習で使用する音声付きパワーポイント資料は通信環境の制限から閲覧できない事象が発生したため、該当する27コマ中24コマを動画変換して急遽開設したYoutubeチャンネルにて公開した。動画は半コマ分13分から4コマ分211分までのものを作成した(1動画当たりの平均時間58分)。残りの3コマは音声なし資料(pdf)の提供とした。また、zoomセッションは時差を考慮して日本時間の午後5時、アフリカ時間の午前中から実施したが、研修員の多くは勤務中や移動中の参加であり、また通信状況が脆弱で参加が中断する場面もあった。しかしながら、研修員の学習意欲や積極的な議論参加、質疑応答の内容により、講義内容は理解できていたと推察される。考察 今回の遠隔研修は、通信環境の脆弱さや執務時間中の参加等、研修実施側で改善できない事例が散見された。しかしながら、オンライン開催により容易にオブザーバー参加が可能となったことから、通常の来日研修よりも多くの参加者が一堂に会することができ、多様な交流、討論の機会を提供できた。今後、より良い研修成果を生むためにも、ホテルの借り上げ等による研修場所及び通信環境の確保等の工夫が求められる。(著者抄録)

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    その他リンク: https://search.jamas.or.jp/default/link?pub_year=2022&ichushi_jid=J02041&link_issn=&doc_id=20230123380004&doc_link_id=%2Feh5jofih%2F2022%2F003704%2F004%2F0211-0221%26dl%3D0&url=https%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Feh5jofih%2F2022%2F003704%2F004%2F0211-0221%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif

  • 北海道内におけるJICA研修を通じたアフリカ地域保健担当官育成 過去3年間のアンケート集計結果から

    神田 浩路, 伊藤 俊弘, 藤井 智子, 塩川 幸子, 吉田 貴彦

    北海道公衆衛生学雑誌   34 ( 2 )   173 - 182   2021年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:北海道公衆衛生学会  

    旭川医科大学が実施しているアフリカ地域保健担当官のためのJICA課題別研修の今後さらなる研修内容の充実を目的に、研修員が帰国前に記載した研修に関するアンケートについて、2017年度からの直近3年分を分析した。案件目標及び各単元目標の達成度はおおむね良好であり、特に、北海道の地域社会における開拓保健婦を含む保健師活動の実際や産婦人科医が不在の町での行政による出産支援方法など、北海道が直面した歴史や課題解決の事例を当事者や現場から直接習得できたことが高く評価された。研修デザインは、プログラム構成や研修期間、研修参加人数、講義や教材の質とも概ね高評価を得たが、討論機会を増やし研修員間でアイデアを研鑽し合う機会を求める声が多かった。また、研修で得た知見は自国の様々な場面における課題解決につながるとの意見が多く、より良い地域保健活動の実践に向けて研修担当教員の現地フォローアップの重要性が示唆された。(著者抄録)

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  • おっくうと感じている地域高齢者の外出の現状

    水口 和香子, 藤井 智子

    日本公衆衛生看護学会学術集会講演集   9回   208 - 208   2020年12月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本公衆衛生看護学会  

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  • 学士課程統合カリキュラムを卒業した自治体に働く新任期保健師の経時的成長の特徴

    藤井 智子, 塩川 幸子

    北海道公衆衛生学雑誌   34 ( 1特別付録 )   39 - 39   2020年11月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:北海道公衆衛生学会  

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  • 北海道内におけるJICA研修を通じたアフリカ地域保健担当官育成

    神田 浩路, 伊藤 俊弘, 藤井 智子, 塩川 幸子, 吉田 貴彦

    北海道公衆衛生学雑誌   34 ( 1特別付録 )   40 - 40   2020年11月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:北海道公衆衛生学会  

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  • 看護基礎教育における難病当事者参加授業が当事者に与える影響

    藤井 智子, 塩川 幸子, 水口 和香子

    看護総合科学研究会誌   19 ( 2 )   37 - 37   2020年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:看護総合科学研究会  

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  • 地域ケア会議の実態(第一報) 医療との連携における課題

    藤井 智子, 塩川 幸子, 山下 千絵子

    北海道公衆衛生学雑誌   33 ( 1特別付録 )   33 - 33   2019年11月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:日本語   出版者・発行元:北海道公衆衛生学会  

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  • 地域ケア会議の実態(第二報) 企画運営における課題認識

    塩川 幸子, 藤井 智子, 山下 千絵子

    北海道公衆衛生学雑誌   33 ( 1特別付録 )   34 - 34   2019年11月

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    担当区分:責任著者   記述言語:日本語   出版者・発行元:北海道公衆衛生学会  

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  • 大学病院に所属する看護職員の睡眠とストレス関連因子との関連性

    伊藤 俊弘, 吉田 貴彦, 西條 泰明, 藤井 智子, 塩川 幸子

    日本公衆衛生学会総会抄録集   78回   575 - 575   2019年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本公衆衛生学会  

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  • 通所型介護予防事業における高齢者の物忘れに対する不安感に関する研究

    澤崎 勇気, 藤井 智子

    北海道公衆衛生学雑誌   32 ( 1特別付録 )   48 - 48   2018年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:北海道公衆衛生学会  

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  • 看護職員の労働負担が睡眠に及ぼす影響について

    伊藤 俊弘, 吉田 貴彦, 西條 泰明, 藤井 智子, 塩川 幸子

    日本公衆衛生学会総会抄録集   77回   573 - 573   2018年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本公衆衛生学会  

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  • 地域包括ケアの研究サーベイと地域ケア会議の現状

    藤井 智子

    北海道自治研究   ( 593 )   13 - 17   2018年6月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   出版者・発行元:札幌 : 北海道地方自治研究所  

    CiNii Books

    CiNii Research

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    その他リンク: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I031872818

  • 都市部の過疎化地区における住民ニーズ調査 健康と医療に関する問題点について

    伊藤 俊弘, 塩川 幸子, 藤井 智子, 吉田 貴彦, 栗田 克実, 浅沼 大樹

    北海道公衆衛生学雑誌   29 ( 1特別付録 )   20 - 20   2015年11月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:北海道公衆衛生学会  

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  • 訪問看護ステーションの収支に影響する地域的要因の検討

    高橋 由美子, 藤井 智子

    看護総合科学研究会誌   12 ( 1 )   86 - 86   2009年12月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:看護総合科学研究会  

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  • 保健師就職学生のための卒業セミナーの実践と成果 4年生の場合

    藤井 智子, 北村 久美子, 杉山 さちよ

    看護総合科学研究会誌   12 ( 1 )   83 - 83   2009年12月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:看護総合科学研究会  

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  • 認知症高齢者の包括的地域支援の形成基盤に関する研究 T町住民の意識調査を通して

    藤井 智子, 橋本 伸也, 北村 久美子, 杉山 さちよ

    日本公衆衛生学会総会抄録集   65回   804 - 804   2006年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本公衆衛生学会  

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  • JICA母子保健人材育成研修における市町村保健師・住民への影響

    藤井 智子, 北村 久美子, 杉山 さちよ, 野上 京子, 笠川 利枝子, 植村 由佳

    日本公衆衛生学会総会抄録集   64回   1068 - 1068   2005年8月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本公衆衛生学会  

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  • 地域ケアコーディネーション技術実習の教育評価(その1) 実習の概要

    小関 三千代, 藤井 智子, 立花 志保

    日本看護学教育学会誌   14 ( 学術集会講演集 )   140 - 140   2004年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本看護学教育学会  

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  • 地域ケアコーディネーション技術実習の教育評価(その2) 卒業後の活動実態-どのような技術を実践しているか

    藤井 智子, 立花 志保, 小関 三千代

    日本看護学教育学会誌   14 ( 学術集会講演集 )   141 - 141   2004年6月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本看護学教育学会  

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  • 地域ケアコーディネーション技術実習の教育評価(その3) 卒業後の役立ち状況

    立花 志保, 藤井 智子, 小関 三千代

    日本看護学教育学会誌   14 ( 学術集会講演集 )   142 - 142   2004年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本看護学教育学会  

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  • 【保健師基礎教育の現在】地域ケアコーディネーション技術実習の取り組み

    斉藤 容子, 小関 三千代, 高橋 由美子, 藤井 智子

    保健婦雑誌   59 ( 12 )   1130 - 1137   2003年12月

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講演・口頭発表等

  • アフリカ諸国から公衆衛生を学ぶ -JICA研修が看護初学者にもたらす成果-

    藤井智子 水口和香子 塩川幸子 伊藤俊弘(看護学科) 神田浩路(社会医学講座)

    第83回日本公衆衛生学会  2024年10月 

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    開催年月日: 2024年10月

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  • アクションリサーチによる小規模自治体職員が生み出す地域ケア会議企画の可視化

    藤井智子, 塩川幸子

    第11回日本公衆衛生看護学会学術集会  日本公衆衛生看護学会

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    開催年月日: 2022年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:仙台市・オンライン  

    【目的】アクションリサーチによる自治体職員の地域ケア会議企画の可視化を試み、より良い方向性を探ることを目的とした。 【方法】フィールドである人口5千人以下の小規模自治体の直営型地域包括支援センター(以下、包括)主催の地域ケア会議に2021年12月~2022年6月の期間、月1回、計7回参加観察を行った。毎回会議の内容を記録し、終了後に企画者と振り返りを行い、狙いや工夫などの認識を聞き取りした。分析は会議録と聞き取りのデータから企画の認識を抽出しコード化、類似性からサブカテゴリ、カテゴリ、コアカテゴリを生成した。 【倫理的配慮】旭川医科大学倫理委員会の承認を受けて実施した(承認番号18052)。 【結果】自治体の地域ケア会議企画者は1名で包括3年目の理学療法士であった。参加者は実13名で内訳は自治体職員3名、ケアマネージャー(以下、CM)6名、医療職4名で、平均10.8名の参加であった。地域ケア会議の企画の認識として、35サブカテゴリ、9カテゴリ、2コアカテゴリが生成された。それぞれ「 」< >≪ ≫で示す。企画者は≪CMを育てる≫ことを柱に据え、「予防的ケアマネジメント立案が難しい」「CMに専門職としてのやりがいを感じてほしい」など<CMの力量を見極め目標>を立て、<CM任せにしない事例選択の基準を明確にする>、<CMが安心して事例提供者になれる場を作る>ことを意識していた。事前に<事例のポイントを絞りCMと戦略>を練り、<予防を意識したケアマネジメント力を育成する>ことを重点目標とし、<ケアの質を上げるモニタリングを必須とする>と考えていた。≪医療と介護をつなぐ会議の戦略≫として<連携のニーズと課題を見極める>、<連携の構想を描き目標を立てる>、<医療職を会議のメンバーに取り込むよう仕掛ける>工夫を考えていた。 【考察】企画者は、地域の連携ニーズとCMの力量を関連づけ課題を見極めていた。ケアマネジメントにおいて予防の視点の弱さを見出し戦略を立てていたことから、企画者の課題認識が起点となり会議の変化を生み出すと考える。医療と介護の連携は容易ではないが、医療職に働きかけCMを育てる仕掛けは将来の地域包括ケアシステム構築につながる地域ケア会議の企画の柱となることが示唆された。 【利益相反】なし。 本研究はJSPS科研費18K10498の助成を受けて実施した。

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  • 地域ケア会議ロールプレイの評価(第一報)-リアリティを生み出す教員の介入と成果-

    藤井智子, 塩川幸子, 水口和香子

    第74回北海道公衆衛生学会  北海道公衆衛生学会

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    開催年月日: 2022年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:札幌市  

    【背景と目的】 保健師基礎教育において地域レベルの連携調整技術の強化は必須である。2015年開始の選択制カリキュラムから地域ケア会議をロールプレイで学ぶ演習を導入しているがリアリティに欠ける場面が課題であった。そこで、参集職種である専門職の一部を教員が演じる方法を試みた。企画評価として教員がロールプレイを通し技術教育の成果をどのように捉えたかを明らかにする。 【方法】 1) 演習の概要:モデル地域を設定し認知症疑い高齢者3事例の分析から共通点を導き地域の課題を抽出し、課題共有のための地域ケア会議の企画立案と45分のロールプレイを行った。参集職種の一部である医師会長、警察官、社会福祉協議会事務長、住民の代表等を教員が演じた。 2) 研究方法:対象は看護教員2名、看護以外の教員2名の4名で、演習企画をした教員は除いた。データ収集期間は2022年5月で、個室またはオンラインで1人1回(平均41分)半構造化面接を実施した。内容は他職種を演じるための準備、ロールプレイからみた演習の成果、今後に向けての改善点とした。許可を得て録音し記録を作成した。分析方法は記録からコードを作成し、準備と成果に関するコードを抽出し意味内容の類似性からサブカテゴリ、カテゴリを生成した。倫理的配慮として対象者に研究目的、匿名性確保等について口頭および文書で説明し同意書により承諾を得た。旭川医科大学倫理委員会の承認を得て実施した(承認番号21183号)。 【結果】 4名の教員から協力が得られ、4カテゴリ、19サブカテゴリを生成した(表1)。以下、カテゴリを≪≫、サブカテゴリ「」で示す。 準備として≪リアリティに近づく役作り≫とロールプレイでは≪臨場感のある生きた教材をつくる≫介入がされ、≪現場感覚の地域ケア会議から導く学習の成果≫を「多様な参加者の飛び交う発言から臨機応変さを学ぶ」「容易ではない他職種との目標の共有を体験する」「リアリティによる難易度が上がることで失敗から学ぶ」と捉えていた。さらに≪教員としてよい経験となる≫思いがみられた。 【考察】 ロールプレイはリアリティに近づくことで緊張感を生み、臨場感が増した。教員は現場感覚の地域ケア会議において容易ではない場面が学生の学びを生むと捉えており、シナリオではない教材の成果は大きいと考える。また演習に参加することをよい経験と前向きな思いを抱き、専門の枠を超えた協力は役作りの幅を広げ、教育体制の強化につながることが示唆された。

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  • 質問分析からみたアセスメント力向上のための事例検討(第3報) -アクションリサーチによる高齢者の事例検討を通して-

    藤井智子, 塩川幸子, 神戸愛, 水口和香子

    第10回日本公衆衛生看護学術集会  日本公衆衛生看護学会

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    開催年月日: 2022年1月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:大阪市 オンライン  

    【目的】本研究はアクションリサーチによる高齢者の事例検討の質問分析から、高齢者の支援におけるアセスメント力向上について示唆を得る。 【方法】2018~2019年度開催のA保健所管内新任期保健師研修2日間における事例検討場面を対象とし、高齢者5事例についての質問内容を分析した。事例検討の構成は、新任期保健師による事例提供、保健師経験年数別(新任期、プリセプター、管理期)による事例の質問を検討するグループワークおよび質問を活用した全体討議である。分析は逐語録からグループ毎の質問を抽出してコード化、意味内容の類似性からサブカテゴリを抽出した。さらに、3グループのサブカテゴリを比較し中位カテゴリを抽出、その共通性からカテゴリを抽出した。 【倫理的配慮】旭川医科大学倫理委員会の承認を受けて実施した(承認番号18052)。 【結果】事例検討会参加者は計28名、所属は市町村20名(71.4%)、保健所8名(28.6%)で、新任期14名、プリセプター6名、管理期8名であった。検討した高齢者5事例は、年齢70代後半2例、80代3例、疾患等は認知症(疑い含む)4例、骨折後の介護予防1例であった。事例検討における質問分析の結果、10カテゴリを抽出した。質問として、《食べることと健康の関係》、《家で必要な生活動作》、《認知症の生活への影響》、《社会生活の営みの中の困りごと》、《医療につながり途切れない力》、《高齢世帯を支える家族の構造とつながり》、《家族の問題認識と対応力》、《家族介護を支える環境》、《主治医の判断》、《在宅生活継続の見通し》が挙げられた。 【考察】高齢者の食に着目して生活状況を捉え、認知症の生活への影響、社会生活の営みなどの質問から本人の困りごとを明らかにしていくプロセスが示された。加えて、家族の関係性や家族介護を支える環境を捉える質問がなされ、個人にとどまらず家族を含めた対応力の判断を考えさせていた。医療につながる力に焦点をあてた質問から、高齢者の多くは基礎疾患があり医師との連携は不可欠である気づきになった。高齢者自身に起こり得る生活の困りごとや健康課題を整理し、家族の力の活用から今後の在宅生活継続の見通しを立てることがアセスメント力向上の鍵となることが示唆された。 【利益相反】なし。

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  • アセスメント力向上を目指した事例検討(第1報) -管理期・プリセプター・新任期がともに育ち合う研修の企画評価-

    塩川幸子, 藤井智子

    第10回日本公衆衛生看護学術集会  日本公衆衛生看護学会

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    開催年月日: 2022年1月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:大阪市 オンライン  

    【目的】保健師のアセスメント力向上を目指した研修における事例検討を軸としたアクションリサーチの経過を記述し、企画評価を行う。 【方法】2018~2019年度に開催したA保健所管内新任期保健師研修4回のうち事例検討2回の場面を対象とした。保健所研修企画担当者2名のインタビューから、新任期の個別支援の課題には訪問場面でのアセスメントと継続支援の判断の難しさが挙げられ、訪問件数減少や振り返りの時間確保の難しさ等の職場体制もふまえて、市町村と保健所の新任期・プリセプター・管理期が参加しともに育ち合う研修を企画した。事例検討の構成は、新任期全員が事例提供し、経験年数別に質問を考えるグループ討議とその質問を活用した全体討議とし、1事例30~50分とした。質問を考えるポイントとして、新任期は対象理解を深める、プリセプターはアセスメントを深める、管理期はアセスメントと支援の方向性、支援の姿勢を問いかける質問を考えるよう提示した。分析は企画プロセスを振り返り、事例検討への参加観察から企画評価を行った。 【倫理的配慮】旭川医科大学倫理委員会の承認を受けて実施した(承認番号18052)。 【結果】参加者は保健師28名で新任期14名、プリセプター6名、管理期8名であった。2日間で15事例(母子6、高齢者5、成人1、難病2、精神1)を検討した。各グループの質問から、対象理解が広がり、核となる問題特定に必要な情報整理とアセスメントが深まり、長期的な見通しも含めた支援の方向性が明確になった。質問を通して情報から何を考えるべきか判断を共有する体験ができた。プリセプター・管理期は新任期が考えた質問の発表を聞くことで新任期の力を把握し、事例を深める質問ができていることを喜び、教えるポイントをつかむ機会となった。 【考察】多角的な質問を活かし短時間で多くの事例を検討することで、新任期のアセスメント力の育成につながった。プリセプターと管理期は、同じ保健所管内の複数の新任期保健師の姿からアセスメント力の課題と成長を客観的に把握し、新任期に合わせた質問力を磨く体験となり、所属での指導充実につながると考える。経験年数別グループ討議から全体討議へと質問から事例を深めていく企画は、新任期・プリセプター・管理期がみんなでPDCAをまわす体験となり、ともに育ち合う相互学習の土台となることが示された。 【利益相反】なし。

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  • アセスメント力向上を目指した事例検討(第2報) -アクションリサーチによる母子事例の質問分析を通して-

    山下千絵子, 塩川幸子, 藤井智子

    第10回日本公衆衛生看護学術集会  日本公衆衛生看護学会

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    開催年月日: 2022年1月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:大阪市 オンライン  

    【目的】事例検討は新任期保健師の個別支援能力の育成において重要な役割を果たす。新任期は母子事例を受け持つことが多く、アセスメントの難しい事例への支援も増えている。本研究はアクションリサーチによる母子の事例検討における質問分析から、アセスメント力向上について示唆を得る。 【方法】2018~2019年度開催A保健所管内新任期保健師研修2日間の事例検討場面を対象とし、継続的に支援が必要な母子6事例の質問内容を分析した。事例検討の構成は、新任期保健師による事例提供、保健師経験年数別(新任期、プリセプター、管理期)による事例の質問を検討するグループワークおよび質問を活用した全体討議である。分析は逐語録からグループ毎の質問を抽出しコード化、意味内容の類似性からサブカテゴリを抽出した。さらに、3グループのサブカテゴリを比較し中位カテゴリを抽出、その共通性からカテゴリを抽出した。 【倫理的配慮】旭川医科大学倫理委員会の承認を受けて実施した(承認番号18052)。 【結果】事例検討会参加者は計28名、所属は市町村20名(71.4%)、保健所8名(28.6%)、新任期14名、プリセプター6名、管理期8名であった。検討事例は6事例で、児の発達の遅れ2例、母の精神面の支援2例、親子で発達障害1例、児童虐待1例であった。事例検討の質問分析から9カテゴリを抽出した。質問には、《児の身体・精神発達の経過》、《母の精神状況による生活への影響》、《親の育児観》、《親の人物像や生活歴》、《家族全体の関係性とサポート力》といった事例の背景を深めるもの、《母子の関わりからみた育児力》の判断を問うもの、《発達に合わせた支援経過》から《介入の手がかり》を探るもの、《専門職の判断と支援の方向性》を考えるものが挙げられた。 【考察】母子事例の質問分析から、児の成長発達を捉えること、母の対象理解とともに親の育児観や生活歴をふまえて家族全体の持つ力の情報整理と解釈を深め、総合的な育児力の判断を促していることが示された。事例のセルフケア力としての育児力の判断を中心に据え、発達に合わせた支援経過を時間軸としてとらえ、介入時期と方法を見極めていく視点がアセスメント力向上の鍵となることが示唆された。 【利益相反】なし。

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  • 学士課程統合カリキュラムを卒業した自治体に働く新任期保健師の経時的成長の特徴

    藤井智子, 塩川幸子

    第72回北海道公衆衛生学会  北海道公衆衛生学会

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    開催年月日: 2020年11月 - 2020年12月

    記述言語:日本語  

    開催地:旭川市  

    【背景と目的】2011年の指定規則の改正に伴い、看護の学士課程は保健師・看護師統合カリキュラムから選択制、専攻科、大学院と多様なカリキュラムとなった。統合カリキュラムは全学生が看護師保健師両方を取得するもので約15年続いた。本研究は統合カリキュラムを卒業した自治体新任期保健師の経時的成長の特徴を明らかにし、現任教育への示唆を得ることを目的とした。 【方法】対象は北海道内の自治体で働く本学卒業の新任保健師7名とした。1年目、3年目、5年目の時点で「活動を振り返り自信となった経験や成長の実感および直面する課題」をテーマにフォーカスグループインタビュー(以下FGIとする)を実施した。FGIの録音データから逐語録を作成し、発言からその文脈の内容をコード化し、意味内容が類似したものを束ねサブカテゴリ、カテゴリを生成した。それらを経時的に並べ、共通するものを中位カテゴリとした。倫理的配慮として本学倫理委員会の承認を得て実施した。 【結果】FGIは3回実施した。1年目7名(2015年3月)、3年目7名(2017年3月)、5年目5名(2019年3月)が参加した。FGIの1回平均時間は107分であった。所属は1年目時点で市町村6名、保健所1名、性別は全員女性で看護師経験は無かった。1年目は196コード、17サブカテゴリ、5カテゴリ、3年目は118コード、20サブカテゴリ、7カテゴリ、5年目は126コード、20サブカテゴリ、7カテゴリが生成された。中位カテゴリは4生成された。中位カテゴリを≪ ≫で示す。≪実践力向上の自覚≫≪職場環境の広がりと役割≫≪自信と自信の無さの共存≫≪専門性の発達≫が5年間を通し変化していた。 【考察】新任期保健師は保健師への憧れから苦い経験を積み重ね実践力向上の自覚がみられた。職場環境が広がり連携の課題に直面し自身の役割を考え変化させていた。1年目は理想と現実のギャップへの批判があるが封じ込めジレンマを抱えていた。統合カリキュラムは演習・実習の単位が少なく実践の機会が限られる。認知・情意領域での保健師の専門性を学ぶ割合が高いことから、憧れと理想を持ち現実とのギャップに悩むと考える。自信の無さは継続する一方で企画力など実践力が身についた自覚もあり、成長への課題意識と捉えられる。現任教育では、特に1年目は経験を重視し活動の意味づけをすること、新任期の5年間を通し成長課題である自信の無さに働きかけることの重要性が示唆された。今後は看護師経験のある統合カリキュラムの保健師の成長課題を検討する必要がある。

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  • 保健師の個別支援における看護過程の実態(第1報)

    藤井智子, 塩川幸子, 山下千絵子

    第8回日本公衆衛生看護学会学術集会  日本公衆衛生看護学会

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    開催年月日: 2020年1月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    開催地:愛媛県松山市  

    【目的】保健師の個別支援における看護過程の実態を明らかにする。【方法】対象は3保健所管内の事例検討の研修会に参加した保健師50名とした。2018年10月~2019年2月、無記名自記式質問紙調査票を研修会場で配付し郵送による返送を依頼した。調査項目は、看護過程を意識して支援しているか、訪問記録に記載する項目と頻度、難しいこと、訪問記録の指導を受けた経験等とした。分析は各項目の単純集計を行い看護過程に対する意識はSPSSver.22を用いWilcoxonの符号付順位検定を行った。【倫理的配慮】本学倫理委員会の承認を受けて実施し調査票の返送をもって同意とみなした。 【結果】対象者50名のうち45名の回答があった(回収率90.0%)。所属は保健所20名(42.5%)、市町村25名(53.2%)で、年齢は20歳代16名(35.6%)、30歳代17名(37.8%)、40歳代7名(15.6%)、50歳代5名(11.1%)であった。保健師経験年数平均9.7年、看護師の職歴はあり22名(46.8%)、なし25名(53.2%)であった。看護過程に対する意識の平均は10段階のうち研修前6.16、研修後7.53と上がり有意な関連が認められた(p<0.01)。訪問記録の内容では「いつも書く」項目は、訪問目的37名(82.2%)、情報収集42名(93.3%)、アセスメント37名(82.2%)、支援内容40名(88.9%)、看護目標10名(22.7%)、看護計画32名(71.1%)であった。難しいと感じることの上位は、情報整理14名(31.1%)、アセスメント14名(31.1%)、看護目標10名(22.2%)、看護計画9名(20.0%)であった。訪問記録の指導を受けた経験は、あり35名(74.5%)、なし8名(17.0%)であった。【考察】訪問記録には保健師の看護過程の思考プロセスが表現される。事実としての情報と支援した内容は記述しているが、今後の目標や計画の記述が少なく、評価が手薄であることが明らかとなった。加えて情報整理やアセスメントが難しさの上位に挙げられていたことから、自信の無さも推察される。また、看護過程に対する意識は事例検討を通して刺激することで向上していたことから、日頃の支援で看護過程を意識することで評価まで含めた思考プロセスが育ち記録にも反映されると考える。【利益相反】なし。

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  • 地域ケア会議の実態(第二報)-企画運営における課題認識-

    塩川幸子, 藤井智子, 山下千絵子

    第71回北海道公衆衛生学会  北海道公衆衛生学会

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    開催年月日: 2019年11月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:札幌市  

    【目的】地域包括支援センター(以下、包括とする)の地域ケア会議(以下、ケア会議とする)の企画運営の課題認識を明らかにする。 【方法】北海道内の包括275ケ所(直営149ケ所・委託126ケ所)で地域ケア会議の企画運営担当職員275名を対象とした。2018年10~11月、無記名自記式質問紙を用い郵送による調査を実施し返送をもって承諾とした。基本属性、設置形態(直営・委託)、地域包括ケアシステム実現に対する認識、今後の会議についての認識を単純集計した。会議の企画運営の課題、困っていることを自由記載で尋ねた。分析は記述内容を要約してコード化し、意味内容が類似したものを束ねてまとめカテゴリとした。倫理的配慮として本学倫理委員会の承認を得て実施した。 【結果】118カ所から回答があり(回収率42.9%)、直営55.9%、委託44.1%であった。今後のケア会議については「今のままでいい」26.3%、「改善したいところがある」70.3%であった。2025年までに担当地域でシステム構築が「できると思う」「可能な範囲でできると思う」は61.8%、「あまりできないと思う」「できないと思う」は21.1%、「わからない」14.4%であった。 企画運営の自由記載を分析した結果11カテゴリ―が生成された。コードを<>、カテゴリを【 】で示す。<業務が多忙で業務整理がまず必要>など【業務の整理が必要】、【人材育成・マンパワーの課題】、<業務が多すぎるのに職員配置が変わらずモチべ―ションが下がる>など【多忙で改善しようという意識が持てない】状況であった。また、ケア会議は<いつも同じ参加者で変わらない><日頃から連絡可能で全体討論することなく終わってしまう>など【小規模自治体の限界を感じる】との声もあった。医療との関係では<医療職は地域の現実を知らなさすぎるし関心が低い><医療職の考える地域包括ケアは狭い>など【地域に目が向かない医療職への批判】があった。<医療職が参加するともっと活発になる><地域包括ケアには医療職の知識技術は不可欠>など【医療職とのつながりを充実すべき】と期待感があった。一方で<忙しそうでよほどの医療的課題が無いと呼べない雰囲気>など【医療機関の組織体制が地域志向ではないことによる連携の難しさ】を感じていた。委託からは<地域の課題分析は行政の責任><現状分析しておらず勉強不足で危機感が無い>など厳しい【行政への批判と期待】が多く、<行政のビジョンが無く形だけで中身が無い>など【保険者としての方向性を示さない苛立ち】もみられた。これらのことから【地域包括ケアシステム構築は今のままでは難しい】と考え<イメージを共有してもゴールなのか成功なのか行政の評価が無いのでわからない>などと多くの包括が【何をもって地域包括ケアシステムなのか共通認識がない】と捉えていた。 【考察】めざすべきシステムの捉え方が曖昧で共通認識が無いこと、保険者(自治体)は明確な方向性や課題を提示していないことが明らかになった。ケア会議とは、地域の課題を共有し多様な職種と合意形成を進めていく創造的なプロセスである。目指すべき姿が曖昧なままではケア会議において方向性が定まらず役割分担が困難となる。このような中、7割はケア会議を改善したいと思っていることから、保険者としての責任において自治体職員が我がまちの地域包括ケアシステム構築に熱意を持ち挑戦していくことが、ケア会議のより効果的な企画の鍵になると考える。

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  • 地域ケア会議の実態(第一報)-医療との連携における課題-

    藤井智子, 塩川幸子, 山下千絵子

    第71回北海道公衆衛生学会  北海道公衆衛生学会

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    開催年月日: 2019年11月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:札幌市  

    目的】地域包括支援センターにおける地域ケア会議の実施状況および課題を明らかにする。 【方法】対象は北海道内の地域包括支援センター275ケ所(直営149ケ所・委託126ケ所)で地域ケア会議の企画運営担当職員275名とした。2018年10~11月、郵送による無記名自記式質問紙調査を実施し、返送をもって承諾とした。調査内容は基本属性、設置形態(直営・委託)地域ケア会議のテーマ、運営方法、参集範囲として行政職・医療職の種類と出席頻度、実施に向けた調整等である。分析は各項目を単純集計し記述統計を行った。設置形態を2群分けP<0.05を有意水準としカイ2乗検定を行った。倫理的配慮は本学倫理委員会の承認を得て実施した。 【結果】118カ所から回答があり、回収率は42.9%、設置形態別は直営55.9%、委託44.1%であった。年齢は40代が38.1%と最も多く、男性40.7%、女性49.2%であった。職種は主任介護支援専門員39.8%、社会福祉士24.6%、保健師23.7%、事務職6.8%であった。開催形式は、定例開催26.3%、随時開催36.4%、定例と随時開催33.9%であった。司会を担う職種は、主任介護支援専門員22.9%、保健師14.4%、社会福祉士11.9%、事務職員2.5%、テーマや議題でその都度決定が40.7%であった。会議のテーマは「個別課題の検討」が92.4%と最も多く、「情報交換・情報共有」82、2%、「地域連携(ネットワーク構築)」75.4%、「地域課題の発見と検討」61.0%、「ケアマネジメント支援」55.9%が過半数を超えた。また、「地域づくり」32.2%、「学習会」31.4%、「サービスや資源の開発」24.6%、「地域に必要な取り組みとして政策の立案」11.9%、「地域の人材育成」9.3%であった。 会議の参集範囲と出席頻度は、「いつも出席」「おおよそ出席」「ときどき出席」の合計の割合は、行政の職種では保健師87.3%、社会福祉士76.3%、主任介護支援専門員72.0%、事務職49.2%であった。医療職は、開業医・クリニック医師11.9%、病院医師12.7%、歯科医師5.9%、薬剤師23.7%、訪問看護師39.8%、病院看護師39.0%、リハビリ関連専門職35.6%であった。開業医・クリニック医師を参集範囲としていない包括は26.3%であり、直営の方が参集範囲としていない割合が高く有意な関連が認められた(P < 0.01)。訪問看護師を参集範囲としていない包括は18.6%であり設置形態による差は認められなかった。 医療職への出席依頼の難しさを「とても感じる」5.1%、「感じる」44.1%で合計49.2%であった。難しさを感じる理由(複数回答)として、「医療職の参加に合わせた会議時間の設定が困難」60.3%、「忙しそうで声をかけるのに遠慮がある」51.7%、「会議テーマが医療の課題ではない」34.5%、「医療職との関係が希薄」20.7%、「医療職にどのような意見を求めてよいかわからない」10.3%であった。 【考察】医師を参集範囲としていない包括は約1/4あり、ケア会議への出席が少ない実態が示された。地域包括ケアを実現していくためには医療職は欠かせない職種であるが、医師の必要性の認識の低さが課題として明らかになった。加えて直営は小規模市町村が多く開業医・クリニック医師が地域にいないことが推測された。医療職との関係が希薄で期待すべきことが不明確なことからも踏み込んで依頼できない調整の難しさを抱えていることも示唆された。

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  • 看護基礎教育における難病当事者参加授業が当事者に与える影響

    藤井智子, 塩川幸子, 水口和香子

    第23回看護総合科学研究会学術集会  看護総合科学研究会

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    開催年月日: 2019年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:旭川市  

    【目的】当事者参加授業とは患者および家族が自身の体験を語ることで学生の理解をより促進する学習方法である。今回、難病患者会の協力を得て10名の当事者および家族に発病から現在に至る療養経過、医療者とのかかわり、患者会につながったきっかけや患者会の意味について話していただくよう依頼し、グループ学習による難病当事者参加授業を試みた。効果として当事者にとってどのような体験だったのかを明らかにする。 【方法】対象は2018年度の本学の講義に当事者として参加した難病患者および家族とした。3学年59名の学生を6つのグループに編成し、各グループに当事者および家族が1-2名入り「体験談を聴く」というテーマで70分間語り合い、学生が各グループの学びを発表し共有した。データ収集方法は当事者参加授業における学生との交流の体験をテーマに半構成面接または対象者の希望により体験を記述していただいた。期間は2018年8月~10月であった。分析方法はインタビュー内容を録音し逐語録を作成、逐語録と体験の記述から学生との交流体験の語りを文脈を切らずに抽出しコード化、意味内容の類似性からサブカテゴリを生成し、抽象度を上げてカテゴリを生成した。メンバーチェッキングを行い真実性の確保に努めた。 【倫理的配慮】研究目的と方法、匿名性確保等を対象者に文書および口頭で説明し同意書により承諾を得た。旭川医科大学倫理委員会の承認を受けた。 【結果】対象者6名から同意を得た。属性は当事者5名、家族1名であり、性別は男性2名、女性4名、年齢は40代~70代であった。疾病は神経難病5名、膠原病1名であった。分析の結果、6カテゴリ、33サブカテゴリを生成した。カテゴリを《 》で示す。《看護を学ぶ学生の学びとる力を体感》し、グループ学習での語り合いを通して《学生の反応を直に感じる喜びがある》、《学生と当事者両方の役に立つことが励みになる》体験をしていた。また、《目の前の学生への期待のメッセージが湧いてくる》とともに《傷ついた体験をなってほしくない姿として学生に伝える》機会となっていた。そして、話すことで《難病とともに生きてきた人生を振り返る》体験となっていた。 【考察】当事者の経験に熱心に耳を傾ける学生の態度から、病気についてわかってもらえる喜びや話すことで自身の人生の振り返りがみられた。一方向的な講義形式ではなく学生の難病に関する理解を確認しながら語り伝えることで、自身が学生の学習に役立っているという気づきもみられた。医療職には言いづらいことが学生には期待を込めて言えることもあり、辛かった経験を将来の医療職を育てる糧として前向きにとらえ直す体験となっていた。難病患者・家族にとって当事者参加授業は、学生の聴く姿勢や意欲の高さなどポジティブな反応を受けとることで病の体験が学生の役に立つ「意味を持つ経験」となり、生きる励みになっていることが示唆された。 【利益相反】ありません。

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  • 都市部の過疎化地域で暮らす住民の子育てに対する意識ーアンケートと訪問調査からー

    塩川幸子, 藤井智子

    第4回日本公衆衛生看護学会学術集会  日本公衆衛生看護学会

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    開催年月日: 2016年1月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:東京都  

    都市部の過疎地域で暮らす住民へ子育てに対する意識調査を行った。調査はアンケートと訪問の二段階で行った。2015年5月過疎地域のN地区にアンケートを全戸配布(1274世帯)し了解が得られた世帯(96世帯)に訪問し半構成的面接法で聞き取りを行った。アンケート結果は子育て中の世帯は17%で、この地域の子育て環境について満足している世帯は58%だった。 訪問では、子どもが少ない環境での子育ては少人数で目が行き届く反面切磋琢磨しにくいと感じていた。子育てを支える方策として、延長保育や学童保育の充実など保育のサポートを求めていいた。子どものためのまちづくりとして子育てへの周囲の理解の促進を図り子育て世代を支える高齢者のちからの活用を考える声もあった。また若者の流出を防ぐことも重要であり転入者への空家を提供するアイディアもみられた。過疎化地域では高齢者が子育てを支える存在になりうることが示唆された。

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  • 都市部の過疎化地区における住民ニーズ調査で大学生が学んだことー旭川市西神楽地区の訪問調査を通してー

    塩川幸子, 藤井智子, 吉田貴彦, 伊藤俊弘, 栗田克実, 浅沼大樹

    第67回北海道公衆衛生学会  北海道公衆衛生学会

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    開催年月日: 2015年11月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:旭川市  

    都市部の過疎化地区における住民ニーズ調査を大学生が訪問調査員として実施した。その体験から学生が何を学んだのかを明らかにした。研究方法は記録分析による質的記述的研究である。対象は調査員の学生51名で調査終了後、「調査を通して印象に残ったこと、学んだこと」についてアンケートを実施した。自由記載で学びに関する記述を抽出しサブカテゴリ、カテゴリを作成した。その結果、学生は調査のあり方や住民との関係づくりを学び、一人ひとりの生活をみつめる姿勢で生の声を聴いていく必要性を感じていた。また地域の特性と問題点、まちづくり参画の多様性、若者ができることを考えることにつながっていた。

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  • 北海道の自治体に働く1-4年目新任保健師の語らいからみる困難な状況と対処方法

    藤井智子, 杉山さちよ, 塩川幸子, 北村久美子

    第1回日本公衆衛生看護学会学術集会  日本公衆衛生看護学会

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    開催年月日: 2013年1月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    開催地:東京  

    当大学を卒業した1年目~4年目新任保健師の交流の機会をもうけ、どのようなことに困難を感じているのか、悩みの経時的変遷や対処方法、自己の成長のために職場や大学に望んでいることを明らかにした。1年目のグループ、2-3年目混合のグループ2つ、4年目のグループ、合計4つのグループに対しそれぞれ約1時間程度のフォーカスグループインタビューを実施した。その結果、【今の仕事上の課題】をみると、1年目の保健師からは<支援は難しい><仕事に自信が無い><成長の自覚が無い>など多くの課題が抽出された。2-3年目では、引き続き<自信が無い><今抱えているジレンマ>などの課題があった。4年目での課題は、<今の自分に足りないこと>として(業務の優先度やバランスのとり方)や(財政のわかる行政職員としてのスキル)があり、行政職員としての具体的な課題が抽出された。また、年齢が20代後半となり、<将来の展望への悩みがある>が抽出された。1年目は課題と思うことが多く成長の自覚が無く目の前のことで精一杯の状況であり、2,3年目保健師も自信が無い状況は続いていたが、年数を重ねるにつれ【仕事での工夫】が増え対処していることがわかった。4年目になると一定の自信をもつことができ(保健師の仕事は続けたい)と思っていた。

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  • 青年期にある発達障がいを持つ人の支援のあり方の検討 -保健所保健師が捉えた支援上の困難さをとおしてー

    塩川幸子, 北村久美子, 藤井智子, 上田敏彦

    第63回北海道公衆衛生学会  北海道公衆衛生学会

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    開催年月日: 2011年11月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:札幌市  

    青年期にある発達障がいを持つ人に継続支援している保健師が感じている支援上の困難さを、10名の保健師へのインタビューを通して明らかにした。その結果、【障がいがわかりにくい】 【支援が途切れやすい】【信頼関係づくりが難しい】【周囲から受け入れられにくい】【支援者側の問題】【発達障がいの特性による生活しづらさ】【二次障がいによる周囲への影響』【生活していく力の弱さ】【家族の対応力の問題】があげられた。

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  • 青年期の発達障害を持つ本人・家族への保健師の支援プロセス

    塩川幸子, 北村久美子, 藤井智子, 上田敏彦

    第70回日本公衆衛生学会  日本公衆衛生学会

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    開催年月日: 2011年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:秋田市  

    青年期の発達障がいを持つ本人・家族への保健師の支援プロセスを支援の経験のある10名の保健師へのインタビューを通し明らかにした。 青年期の発達障がいを持つ本人・家族は、精神症状やひきこもりなど困っていることを通して保健師の相談につながっていた。支援では、保健師は見立ての難しさと向き合い、困っていることに焦点をあて本人・家族の生活面の困難さの背景を共に考え、特徴理解を深めていた。またわかりやすいコミュニケーションを工夫し、本人・家族の対処方法をサポートするとともに関係者と連携し、資源を柔軟に活用し生活しやすい地域づくりを行っていた。

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  • 積雪寒冷地域の訪問看護ステーション運営における課題

    藤井智子, 高橋由美子, 油谷清美

    日本ルーラルナーシング学会第6回学術集会  日本ルーラルナーシング学会

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    開催年月日: 2011年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:旭川市  

    積雪・寒冷地域である北海道の訪問看護ステーション運営における実態や課題をアンケート調査より明らかにした。開設地域は札幌が4割、収支比率は7割が黒字だったがそのうちの7割は10%未満だった。今後の経営の方策で上位にあげられものは利用者増だった。冬期間の訪問中止は4割、スタッフ確保が困難としたSTは7割だった。人材確保の課題では、<応募がない>のが大きな課題であり、<へき地のため看護師が少ない><母体病院が看護師不足のため配置されづらい>など7対1入院基本料の創設による看護師の絶対数の不足、<訪問 看護の特殊性>により、経験が必要な領域のため<訪問看護のスキルのある看護師の不足><訪問看護を希望する人がいない>現状である。<訪問看護師の質を向上させ地域に必要なステーションになる>という思いをもちつつ<スタッフ不足のためターミナルケアなどサービス内容を充実できない>というジレンマを抱えていた。

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  • 「学士課程卒業後1年目の保健師の語らいからみえた活動の実態」

    藤井智子, 杉山さちよ, 北村久美子

    第62回北海道公衆衛生学会 

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    開催年月日: 2010年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:旭川市  

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  • 「へき地病院で働く看護管理者の看護実践ー北海道最北地域における病院看護管理者のインタビューからー」

    杉山さちよ, 藤井智子, 北村久美子

    日本ルーラルナーシング学会第5回学術集会 

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    開催年月日: 2010年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:長崎市  

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  • 「保健師就職学生のための卒業セミナーの実践と成果-参加した3年生に焦点をあててー」

    藤井智子, 杉山さちよ, 北村久美子

    第13回日本地域看護学会学術集会 

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    開催年月日: 2010年7月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:札幌市  

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  • 「訪問看護ステーションの収支に影響する地域的要因の検討」

    高橋由美子, 藤井智子

    看護総合科学研究会第13回学術集会 

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    開催年月日: 2009年4月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:札幌市  

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  • 「保健師就職学生のための卒業セミナーの実践と成果-4年生の場合-」

    藤井智子, 北村久美子, 杉山さちよ

    看護総合科学研究会第13回学術集会 

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    開催年月日: 2009年4月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:札幌市  

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  • 「発展途上国看護職のカントリーレポートから看護学生が、学んだこと」

    藤井智子, 杉山さちよ, 沖野公子, 北村久美子, 佐久間えりか

    第12回日本地域看護学会学術集会 

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    開催年月日: 2009年4月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:千葉市  

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  • 「訪問看護ステーションの経営に影響する地域的要因の検討―北海道内の地方にある6施設の聞き取り調査からー」

    高橋由美子, 片倉洋子, 藤井智子, 油谷清美

    第13回日本在宅ケア学会学術集会 

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    開催年月日: 2009年4月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:大阪市  

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  • 「宗谷地域看護体験学習の実現に向けて」

    北村久美子, 藤井智子, 杉山さちよ

    日本ルーラルナーシング学会第3回学術集会 

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    開催年月日: 2008年4月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:札幌市  

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  • 「北海道のへき地・離島における看護体験からの学生の学び」

    澤田成子, 藤井智子, 杉山さちよ, 北村久美子

    第34回日本看護研究学会学術集会 

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    開催年月日: 2008年4月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:神戸市  

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  • 「北海道の地域特性が訪問看護ステーションの体制に与える影響」

    高橋由美子, 片倉洋子, 藤井智子, 油谷清美

    日本ルーラルナーシング学会第3回学術集会 

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    開催年月日: 2008年4月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:札幌市  

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  • 「学生の健康教育実習における教員・指導者の指導改善の試み」

    杉山さちよ, 藤井智子, 北村久美子

    第65回日本公衆衛生学会 

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    開催年月日: 2006年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:富山市  

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  • 「認知症高齢者の包括的地域支援の形成基盤に関する研究―T町住民の意識調査を通してー」

    藤井智子, 橋本伸也, 北村久美子, 杉山さちよ

    第65回日本公衆衛生学会 

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    開催年月日: 2006年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:富山市  

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  • 「地域看護技術演習における実技試験の試み」

    藤井智子, 杉山さちよ, 北村久美子

    第32回日本看護研究学会学術集会 

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    開催年月日: 2006年8月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:別府市  

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  • 「実習との連動性からみた地域保健看護技術演習の評価」

    杉山さちよ, 藤井智子, 北村久美子

    第58回北海道公衆衛生学会 

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    開催年月日: 2006年8月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:旭川市  

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  • 「実習保健所数減少に伴う学生の学習形態の変化」

    杉山さちよ, 藤井智子, 北村久美子

    日本地域看護学会第9回学術集会 

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    開催年月日: 2006年7月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:和光市  

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  • 「学習成果を自覚できる地域看護技術演習の工夫」

    藤井智子

    看護学教育の質向上のための交流会:日本看護学教育学会 

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    開催年月日: 2006年4月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)  

    開催地:札幌市  

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  • 「JICA Training(1) Planning and Execution of Training Program」

    Sachiyo Sugiyama, Kumiko Kitamura, Tomoko Fujii, Yuko Kudo, Yoshikatsu Mochizuki

    ICCHNR 

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    開催年月日: 2005年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:Tokyo  

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  • 「中小企業における分煙の実態―札幌市内の中小企業への実態調査を通してー」

    渡邊香奈子, 逢野輝美, 上野香織, 山田幸枝, 藤井智子

    第64回日本公衆衛生学会 

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    開催年月日: 2005年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:札幌市  

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  • 「看護大学生における携帯電話使用中の交通事故・ニアミス経験と主観的良好状態評価」

    望月吉勝, 藤井智子, 杉山さちよ

    第64回日本公衆衛生学会 

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    開催年月日: 2005年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:札幌市  

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  • 「JICA母子保健人材育成研修における市町村保健師・住民への影響」

    藤井智子, 北村久美子, 杉山さちよ

    第64回日本公衆衛生学会 

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    開催年月日: 2005年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:札幌市  

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  • 「保健所・市町村の場における実習成果と特徴」

    杉山さちよ, 藤井智子, 北村久美子

    第64回日本公衆衛生学会 

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    開催年月日: 2005年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:札幌市  

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  • 「JICA Training(2) Effectiveness of the Fieldwork in the North Hokkaido Area」

    Tomoko Fujii, Kumiko Kitamura, Sachiyo Sugiyama, Yuko Kudo, Yoshikatsu Mochizuki

    ICCHNR 

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    開催年月日: 2005年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:Tokyo  

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  • 「看護実践能力を高める演習での地域保健看護技術の学生の認識」

    杉山さちよ, 藤井智子, 北村久美子

    日本地域看護学会第8回学術集会 

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    開催年月日: 2005年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:豊田市  

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  • 「訪問看護ステーション実習からみえた課題コミュニケーション技術に焦点をあてて」

    杉山さちよ, 藤井智子, 北村久美子

    第63回日本公衆衛生学会 

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    開催年月日: 2004年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:松江市  

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  • 「地域ケアコーディネーション技術実習の教育評価」

    藤井智子, 立花志保

    第14回学術集会 

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    開催年月日: 2004年7月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:山形市  

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  • 「原著論文を教材とした研究計画書作成演習の試み」

    望月吉勝, 藤井智子, 杉山さちよ

    第15回日本看護研究学会北海道地方会学術集会 

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    開催年月日: 2004年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:札幌市  

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  • 「学生の主体的学習を尊重した保健所実習の学習効果」

    杉山さちよ, 藤井智子, 北村久美子

    第7回学術集会 

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    開催年月日: 2004年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:大阪市  

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • アクションリサーチによる保健師の家庭訪問の再アセスメント可視化と教育モデル開発

    研究課題/領域番号:22K11168  2022年4月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    塩川 幸子, 藤井 智子, 山下 千絵子

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    配分額:3,510,000円 ( 直接経費:2,700,000円 、 間接経費:810,000円 )

    本研究の目的はアクションリサーチによる保健師の家庭訪問における再アセスメントの構造の可視化と教育モデル開発である。
    研究計画は2022~2024年度の3年間でアクションリサーチを展開し、市町村および保健所に勤務する保健師を対象とし、現場の保健師と研究者が共同で現任教育を企画・実施し、家庭訪問における再アセスメント力を向上させる教育モデルを開発する。
    2022年度はフィールド調整と介入を行った。1~3年目の新任期保健師が在籍しペアになる先輩保健師がいる条件を満たす自治体を探すため、機縁法により都道府県型保健所等に依頼し対象となる自治体の紹介を得た。その後、研究者から直接連絡し研究の趣旨を説明して、家庭訪問の再アセスメント力を育成するための機会として現任教育と研究のコラボレーションが可能な自治体から研究参加の承諾を得た。さらに、協力自治体のリーダー保健師と打合せを行い、家庭訪問の現任教育計画を立案した。
    2022年度の研究参加者は新任期保健師と指導保健師のペア9組であった。職場で同行訪問を行い、その前後に研究者が同席して事例検討を行った。事例検討は事例のアセスメントを深める意見交換と支援者としての思考・判断を引き出すリフレクションの方法を取り入れた。同行訪問の前後に新任期保健師と指導保健師を対象に個別インタビューを行い、それぞれの立場から①家庭訪問の準備、②同行訪問の学びと今後の目標等を語ってもらい、研究者からフィードバックを行った。
    現在、家庭訪問の準備に関するインタビュー結果を分析中であり、公衆衛生看護に関する学会での発表を予定している。2023年度以降も対象者を拡大しフィールドへの介入を継続していく。

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  • 看護基礎教育における難病当事者参加授業の効果と当事者に与える影響

    2018年5月 - 2020年3月

    一般別枠研究 

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    当事者参加授業は、看護の対象者および家族とその関係者を授業に招き、当事者が自身の体験を語ることを中核とし、看護学生の柔軟で創造的な学習を促進する教育方法である。当事者として精神障がい者は比較的多く取り入れられており、妊産婦、がん患者などの報告も増えてきている。しかし、難病に焦点をあてた当事者の報告は少ない状況であった。今回研究者の担当する平成29年度必修科目において、難病を持つ本人・家族の体験談から地域における療養生活の実際と患者会の役割について理解を深めることを目的に難病当事者参加授業を試み、以降、毎年実施してる。本学と当事者の患者会である難病連との関係は、学生がインタビューを行ったり、ボランティア活動に参加するなど長年にわたり関係性を構築してきた。このように、地域社会との関係性を基盤とする中で当事者参加授業は行われる教育方法の一つでもあるが当事者参加教育の効果について学生の報告は多くみられるが患者の立場の報告は少ない。そこで、本研究では、難病当事者参加授業の効果を学生の立場と当事者の立場から明らかにした。
    結果、学生は《想像を超えた難病の経過の特徴》《難病を持ちながらも力強く生きる患者の生きざま》《難病ゆえの苦悩の深さ》を学び,《生きるための力になる患者会の意味》《難病の特徴をふまえたケア》を考え,《看護者として目指す姿》を描いていた.当事者は《看護を志す学生の学びとる力を体感》し,《学生の反応を直に感じる喜び》を感じ,《学生と当事者両方の役に立つことが励み》になり,《未来ある学生へ期待のメッセージが湧いてくる》とともに《傷ついた体験を反面教師として学生に伝える》《難病とともに生きてきた人生を振り返る》体験をしていた. 本研究は,当事者参加授業の効果について学生および当事者双方の立場から明らかにしたところに独創性があると考える.学生は当事者への先入観を払拭し期待される看護を考え,当事者は病を振り返り自身のできることに気づき励みとなっていた. 学生のポジティブな反応や態度は当事者自身の人生を肯定的に捉えていくことにつながり,心理的・社会的な健康に影響を与えることが示唆されたことは新たな知見であった.

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  • アクションリサーチによる自治体職員の認識の変化を生み出す地域ケア会議の開発

    研究課題/領域番号:18K10498  2018年4月 - 2024年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    藤井 智子, 塩川 幸子, 横山 純一

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    配分額:2,730,000円 ( 直接経費:2,100,000円 、 間接経費:630,000円 )

    本研究の目的は、アクションリサーチによる自治体職員の認識の変化を生み出す地域ケア会議の開発である。地域ケア会議に介入し自治体職員の認識の変化を生み出すエビデンスを蓄積し検証する。
    1) 小規模自治体における地域ケア会議の課題を自治体、医療機関、保健所の立場から分析した。課題として会議の企画に困難な認識があった。その背景に小規模であるゆえ行政の多種多様な会議とメンバーの重なりによる地域ケア会議目的の曖昧さ、地域の医療資源の少なさからくる医療職への遠慮と明確ではない役割期待、少ない専門職に企画が任され事務職との協働が不足するなど自治体内部の温度差があった。医療機関と保健所は自治体にリーダーシップを期待しており、企画力向上の必要性が示唆された。
    2) フィールドである小規模自治体で開催された地域ケア会議への参加観察を12回行った。課題であった地域の医療職の会議参加が実現し、介護職の医療の視点を取り入れたケアマネジメント力向上の変化がみられた。医療職の出席が刺激となり医療と介護職、双方にとって足りない視点を学び強固な連携につながった。戦略として、会議企画者が役割期待を視覚的に示すこと、医療機関に出向き関係性を構築しながら、医療職が自ら会議の意味を見出すなど課題認識が高まるまで慎重に段階を踏み進めることが鍵であった。また医療と介護の連携ニーズの課題を見極め、参加者の「まち全体の課題を話し合う認識」を育てる人材育成の目標を設定していた。これらのことから、企画者の課題認識が起点となり会議の変化を生み出すこと、地域課題を絞り込むアセスメントと目標設定を明確にすることが企画力向上の柱となることが示唆された。

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  • アクションリサーチによる保健師のアセスメント能力向上を導く看護過程の構築

    研究課題/領域番号:18K10532  2018年4月 - 2024年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    塩川 幸子, 藤井 智子, 水口 和香子, 山下 千絵子

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    配分額:2,600,000円 ( 直接経費:2,000,000円 、 間接経費:600,000円 )

    本研究の目的はアクションリサーチによる保健師のアセスメント能力向上を導く看護過程の構築である。事例検討への介入は2018~2020年度の3年間で終了し、2021~2022年度は介入プロセスの企画評価を行った。都道府県型保健所の研修企画担当保健師6名のインタビューから課題認識と研修企画意図について質的分析を行い、学会に2題発表した。
    1)研修企画担当保健師の課題認識として、新任期保健師は保健師の役割イメージに曖昧さがあり、支援の視点が家族全体に広がりづらく、対象者の暮らしに戸惑いを感じ、家庭訪問の限られた場面の中で深い情報収集が難しく、行動変容を促す判断や介入に踏み込めないと捉えていた。組織の課題として家庭訪問の減少傾向から個別支援の積み重ねが難しく、先輩保健師が後輩の育成方法に確信を持てないこと等から職場全体で育ちあう体制づくりの必要性が示唆された。
    2)研修企画担当保健師は、研修対象の新任期保健師の支援者としてのアセスメント力の自己評価を起点に事例検討の構成を検討するなどアセスメント力を反映した企画を練っていた。事例検討は多様な事例から家族の生活ぶりを知り支援の展開がつかめるよう、生活と健康を関連させる思考を磨く問いかけを行うとともに支援のモチベーションを高める工夫を取り入れていた。新任期保健師と先輩保健師が個別支援における看護過程を共有し互いに学び合える事例検討が必要である。
    3)A地区で行った新任期・プリセプター・管理期の保健師が参加し保健師経験年数別グループワークを用いた事例検討場面を分析し、論文を作成した。事例検討15事例のうち、母子事例6例と高齢者事例5例をそれぞれ集積して分析し、アセスメントの視点の特徴を検討した。
    アクションリサーチの結果をもとに、個別支援におけるアセスメント力向上を目指した保健師の看護過程指導手引書を作成中であり、2023年度に完成を目指す。

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  • 北海道の自治体に働く新任保健師の語らいからみる成長課題と対処方法 ーフォーカスグループインタビューを通してー

    2015年3月 - 2021年3月

    その他の研究制度 

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    研究の概要:新任保健師の成長課題および対処方法の変遷、成長を促した環境要因を明らかにし新任保健師および基礎教育の示唆を得る。本学の卒業生7名を5年間追跡した。
    実施状況:3回フォーカスグループインタビューを実施した。(1回目:平成27年3月13日、2回目:平成29年3月3日、3回目:平成31年3月4日)
    インタビューデータを逐語録におこし質的分析を行った。新人保健師の成長過程は【実践活動が広がり深まる】【自信と成長の自覚が強まる】【職場内外と自身の立ち位置が定まる】【保健師の専門性が発達する】側面がみられたが、一方で【自信の無さが続く】結果であった。新任期である5年間で実践活動を積み重ねることで確実な成長がみられたが、職場内外との連携や他職種への提案など難しさを抱えていた。本研究の対象者は基礎教育が統合カリキュラムのため保健師の技術のうち連携技術について深く学ぶ機会がなくその影響もあると考える。また1年目は体制への疑問を持ち、現場の保健師活動への批判もあったが封じ込めており、理想と現実のギャップにも悩みながら成長していることが示唆された。
    今後の予定:データのメンバーチェッキングを行い論文を作成する。

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  • 積雪・寒冷地域における訪問看護サービスの経済的評価に関する実証的研究

    研究課題/領域番号:19659609  2007年 - 2009年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  挑戦的萌芽研究

    高橋 由美子, 片倉 洋子, 藤井 智子

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    配分額:2,600,000円 ( 直接経費:2,600,000円 )

    目的:積雪・寒冷地域の北海道における訪問看護サービスの収支に影響する要因と訪問看護の利用による自治体の医療・介護保険財政の抑制への影響を実証的に明らかにする。
    方法:(1)20年度実施の北海道内全267ステーションに対するアンケート調査結果の分析、(2)小規模自治体(訪問看護設置1カ所)を対象に国民健康保険と介護保険財政のデータ収集及び担当者に対するヒアリング調査の実施と分析
    アンケートの結果:回収は57で回収率は21.3%と低かった。開設期間は3年以上が7割、常勤換算4.9人、開設地域は札幌市が4割、収支比率では7割が黒字だったが、そのうち7割は10%未満だった。赤字の場合、母体病院及び複数系列のプール制から補填されていた。利用保険の3割は医療、7割は介護保険で、訪問看護単独利用は2割、他は通所・訪問系サービスとの併用利用者が多かった。常勤数、利用者数、地域間格差、人件費比率、利用保険区分割合、訪問看護時間と交通所用時間、委託契約施設、連携医療機関数など、収支比率に関連のみられた項目はなかった。冬期間の訪問中止は4割が経験し、スタッフ確保の困難性は7割が抱えていた。今後の経営方策では利用者増、特に医療保険利用者増が有効と回答した。
    ヒアリングの結果:後期高齢者医療保険導入、低所得者減免、滞納等により自治体保険財源総体の収支は減少していた。保険給付費割合のうち訪問看護療養費は0.1%に満たず、給付費の増減による財政への影響は無いと思われる。さらに訪問看護の利用は療養費か介護給付費の支払いが発生するため、単純に訪問看護利用は財政抑制にっながると結論づけられない仕組みである。訪問看護利用が入院・入所までの期間を延ばし、さらに入院と在宅療養の場合の保険給付費の試算を推計し比較することにより自治体財政への影響を明らかにできると推察されたが、元々、訪問看護利用者は傷病が重度という特徴から、財政抑制幅は少ないことが予測された。

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  • 改正介護保険制度の課題ー地域包括支援センターの現状から

    (選択しない) 

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    介護保険制度が平成12年に開始となり7年が経過した。この制度は市町村が保険者で地方分権的な仕組みとして設計されているため市町村の考え方により地域差が生まれる。平成18年の介護保険法改正に伴い地域包括ケアシステムづくりを展開する中核機関として市町村の責任主体で「地域包括支援センター」が設置され、差が更に大きくなることが予想される。そこで「地域包括支援センター」の実態と課題を軸に介護保険制度の課題を明らかにし地方自治体の役割に注目した考察を行った。介護保険制度の課題については文献や関係機関の聞き取りから、①ケアマネジメントの中立が保てず質が悪いこと、またケア会議が十分でない、②サービスは普及したが、本当に必要なだけのサービスを使えない、③福祉労働者の労働条件が悪い、④自治体格差たとえば介護保険料の高額化と格差、民間委託による公的責任の放棄などがあげられた。「地域包括支援センター」の実態として市町村直営は34.3%(全国)と低く、自治体の丸投げ状態が明らかになった。ただし地域により差があり、岡山県では県が主導し直営率を高めていた。課題として自治体の丸投げにより人材不足、財源不足が生じ、本来の地域包括システム構築の役割を果たすには市町村の介入が不可欠であることが明らかになった。今後も市町村の役割など全国的な傾向を調査し、課題を追っていきたい。

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  • 保健師基礎教育における技術演習-地域ケア会議ロールプレイからの学び-

    (選択しない) 

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    地域ケア会議は多職種連携の中核の手段であり、地域包括ケアシステム構築の方向性を検討する場として行政の責任で実施することが求められる。地域ケア会議に関する先行研究では会議の目標設定の迷いや地域課題の抽出のプロセスの曖昧さ, 資源開発への道筋の不明確さなどの課題が明らかになっており、多職種と共通認識したうえで築き上げ運営することは容易ではない。さらに、地域包括ケアシステムを構築するには医療職は欠かせない職種であるにもかかわらず、医療職の参加が少ない実態がみられ自治体職員の医療職に対する遠慮や関係性が希薄であることが明らかになっている。
    このように行政の現場において多くの課題がある中、保健師基礎教育の連携調整技術の強化は必須である。本学看護学科では2012年度から保健師選択制カリキュラムを導入し、4学年を対象に公衆衛生看護技術の演習を再構築した。連携調整技術は認知領域レベルの学びが主であったが、シミュレーション教育として地域ケア会議を題材に、精神運動領域、情意領域に働きかける学習を目指し実践技術をロールプレイで学ぶ構成を企画した。ロールプレイでは地域ケア会議の場面を想定し、司会運営、個別事例から導き出された地域課題の提示など企画側の技術、参加する立場として他職種の役を演じることでその専門性を学ぶことを意図している。他職種を演じることは専門性への知見を広げ、連携の基盤となる関係職種の役割理解となり学習効果は高いと考えるが、学生の準備によってはリアリティの無い地域ケア会議の場面になることが課題である。さらに、現場の地域ケア会議の課題からも、医師を始め医療職を入れた地域ケア会議の企画の必要性があり、対象者役の一部を本学の医学科の教員および看護学科の教員が担う方法を試みた。シナリオ的な場面ではないリアルな発言が教員からみられ、学生にとって難易度は高くなったといえる。
    看護基礎教育においてロールプレイは技術の習得や患者理解と自己理解の促進をめざし、家庭訪問や相談場面など個別ケアを中心にさまざまな場面で活用されている。一方で多職種と協働したシミュレーション教育は看護師の現任教育で積極的に行われチーム医療の教育に重要とされているが、看護基礎教育においては他職種を演じることや地域ケア会議運営のロールプレイの学習効果に関する研究は斎藤らの報告以降少ない状況で発展途上にあるといえる。そこで、地域ケア会議の演習を体験した学生が、公衆衛生看護技術としてどのような学びを得たのかを明らかにする。また、企画評価として、演習協力者である教員から準備、ロールプレイ場面を通して地域ケア会議の技術教育として有用だと考えるものを把握し、演習の方策について示唆を得る。地域ケア会議の技術教育としてのシミュレーション教育の効果を明らかにすることで、教育内容の充実と発展に寄与すると考える。

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社会貢献活動

  • 紋別保健所管轄別研修中堅期保健師研修

    2023年12月

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    「人材育成に係る中堅期保健師に期待される役割」をテーマに講義を行った。中堅期保健師が自身のキャリアの到達度を評価し今後取り組むべき課題を明確にできるようグループワークの助言を行った。

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  • 高校生メディカル講座 地域医療を支える人づくりプロジェクト事業

    2023年9月

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    主催・北海道教育委員会、主管・北見北斗高校による高校生メディカル講座での講義を60分担当した。
    テーマは地域医療と看護職で、地域医療の概要、看護職に求められる役割についてナイチンゲールや事例をあげながら講義した。

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  • 1・2年次大学模擬講義(旭川西高校)

    2023年7月

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    「医療職を目指す高校生へ」というテーマで地域医療と看護職の役割について講義を実施した。
    65分の講義を1年生、2年生、それぞれに合計二回実施した。
    ① ナイチンゲールの業績を例として、患者を支えるために必要なこと、 ②鳥の目 虫の目といった視点を変えて地域における看護活動を考える方法、③事例をもとにディスカッション、 ④住み慣れた地域で最後まで暮らせる社会を築くためには医療、介護が重要な役割を持っており、世界で最も高齢化が進んでいる日本の変化を世界中が注目していることを説明した。

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  • 派遣講座:プリセプター会議・中堅期保健師研修

    2022年1月

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    講義:組織の中における現任教育の在り方、プリセプターの役割、中堅期保健師の役割について
    グループワーク:現状について話し合い今後の方向性について、助言

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  • 平成2 7年度高校生による医療体験活動報告会 地域医療討論会

    2016年3月

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    高校生のグループワークに参加しスーパーバイズを行った

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  • 中堅期保健師研修会(江別保健所)2回目

    2016年2月

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    江別保健所管内の中堅期保健師を対象に講義を行った。
    事前に宿題として事業評価をし、その報告会を通して助言、まとめの講義として「保険活動における事業評価の意味」を行った。

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  • 地域別サポート力向上研修会

    2015年11月

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    帯広保健所主催の研修会で、目的は妊娠・出産・子育てあんしんサポートにむけての地域の人材育成である。この研修会において「家族看護」について講義を行った。対象は市町村保健師、医療機関の看護師、助産師、小学校の養護教諭、保育士、児童相談所の職員、保健所保健師である。

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  • 中堅期保健師研修会(江別保健所)

    2015年10月

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    江別保健所管内の中堅前期保健師を対象に、「保健師の専門性と中堅保健師の立ち位置・役割、保健活動の評価」というテーマで講義を行った。

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  • 新任期保健師研修(留萌保健所)

    2015年7月

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    新任期保健師を対象に家族看護の基本的な考え方を講義した。また、それぞれの保健師が担当している事例について、事例検討会を行い、助言した。

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  • 健康弱者の医学

    2015年7月

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    市民に向け、地域で生活している方への看護について地域看護の立場で講義を行った。

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  • 退院支援看護師育成セミナー

    2015年7月

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    地域包括ケアについて、その考え方、意味について、本学病院の看護師を対象に公演を行った。

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  • 北海道公衆衛生看護を語る会

    2015年7月

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    「保健師らしい活動の方法を考える」というテーマで、保健所保健師、市町村保健師を対象に講義を行った。

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  • 稚内保健所母子事例学習会

    2014年3月

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    稚内保健所管内市町村の母子保健にかかわる保健師・看護職員を対象に、養育困難な事例を通して支援技術を学習する研修会の講義、および事例検討会での助言者

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  • 上川保健所新任保健師現任教育推進会議

    2014年2月

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    上川保健所管内の新任保健師現任教育に関する現状・課題の情報・意見交換を通し、教育体制の推進を図る。

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  • 第2回 看護講座 看護師・保健師について

    2014年1月

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    4大看護学科への進学希望する生徒へ、看護師、保健師の仕事の内容、就職状況について講義を行った。

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  • 派遣講座 留萌保健所母子保健研修会

    2013年12月

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    母子保健活動における養育者支援を充実強化するために事例理解や支援技術の向上を図り、児童虐待の未然防止を図る

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  • 派遣講座 江別保健所中堅期保健師研修会

    2013年11月

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    江別保健所管内の市町村中堅期保健師への現任教育での講義および演習の助言

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  • 派遣講座 名寄保健所管理期保健師研修会

    2013年10月

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    名寄保健所管内の管理期の保健所を対象とした研修会の講師、および演習の助言者

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  • 派遣講座 稚内保健所母子事例学習会(稚内市)

    2013年3月

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    稚内保健所母子事例学習会(稚内市)H25.3.1

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  • 派遣講座 保健師について(旭川市)

    2013年1月

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    看護大学を目指している高校生を対象に、保健師についての概要、活動内容を講義した。H25.1.23

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  • 派遣講座 名寄保健所地域保健関係職員研修会中堅保健師研修会(第2回)(名寄市)

    2012年12月

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    名寄保健所管内の中堅期保健師を対象とした名寄保健所開催の研修会に講師として活動した。中堅保健師が自分の活動内容を振り返り、個別支援課ら地域の健康課題を抽出し保健事業として展開する方法を再確認できるよう講義およびグループワークでの助言を行った。H24.12.25

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  • 派遣講座 北海道紋別保健所中堅保健師研修(紋別市)

    2012年11月

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    北海道紋別保健所中堅保健師研修(紋別市)H24.11.29

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  • 派遣講座 北海道紋別保健所特定町村人材確保対策事業保健師リーダー研修会(紋別市)

    2012年11月

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    北海道紋別保健所特定町村人材確保対策事業保健師リーダー研修会(紋別市)H24.1130

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  • 派遣講座 北海道名寄保健所管轄別研修・管理期保健師研修会(名寄市)

    2012年10月

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    北海道名寄保健所管轄別研修・管理期保健師研修会(名寄市)H24.10.1

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  • 北海道江別保健所地域保健関係職員研修会・中堅保健師研修会

    2012年9月

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  • 派遣講座 北海道名寄保健所地域保健関係職員研修会・中堅保健師研修会(名寄市)

    2012年8月

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    中堅保健師を対象に、公衆衛生看護とは何か、保健師マインド、使命について講義を行った。グループワークで助言を行った。H24.8.31

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  • 旭川市社会福祉審議会 高齢者福祉専門分科会

    2012年5月 - 現在

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    旭川市社会福祉審議会の委員長、高齢者福祉専門分科会の委員として、学識経験者の立場から、社会福祉に関する事項の意見を述べている。
    更に2017.4より、旭川市社会福祉審議会地域公益事業専門分科会委員を兼務している。

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  • 稚内保健所母子事例学習会

    2012年2月

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    養育期の家族看護の基本的考え方、アセスメントのポイントについて講義を行った。また、母子保健における事例検討会を実施、家族の視について助言を行った。

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  • 北海道名寄保健所地域保健関係職員研修会・中堅保健師研修会

    2012年1月

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    名寄保健所管内の中堅保健師を対象に保健師の役割、機能の本質について助言した。

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  • 保健師について

    2011年12月

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    看護への進学に興味のある高校生に対して、看護学全体の構成、特に保健師の活動について講義を行った。進学に興味と関心をもってもらえるよう事前に宿題をだし、それにこたえる内容もいれた。

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  • 北海道地方自治研究所 シンポジウム「介護保険第5期目の課題と展望」

    2011年12月

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    介護保険第5期目の課題と展望というテーマのシンポジウムにおいて、地域包括支援センターの現状と課題についてシンポジストとして提言した。

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  • 北海道名寄保健所地域保健関係職員研修会・中堅保健師研修会

    2011年7月

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    名寄保健所管内の中堅保健師を対象に、中堅保健師として必要な能力について講義をした。その後、グループワークの助言を行った。

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  • 岩手県大槌町民の健康状態把握のための訪問調査

    2011年5月

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    震災2カ月後、岩手県大槌町において町民の健康状態把握のための訪問調査を担当した。復興支援のてがかりになるよう訪問結果を一部まとめた。

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  • 北海道紋別保健所公衆衛生看護活動基盤整備事業保健師リーダー研修会

    2011年3月

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  • 北海道紋別保健所管轄別研修会

    2011年1月

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  • 北海道看護協会新任期保健師研修会「地域保健活動の展開の実際」

    2010年9月

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  • 北海道上川保健所新任保健師現任教育打ち合わせ会議

    2010年3月

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  • 北海道紋別保健所特定町村人材確保対策事業保健師リーダー研修会

    2010年3月

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  • 旭川医大看護学科ミニ講演

    2010年2月

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  • 北海道看護協会新任期保健師研修会「地域保健活動の実際」

    2009年9月

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  • 平成21年度旭川医科大学前期公開講座「コミュニケーション技術を磨く」

    2009年9月

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  • 北海道上川保健所新任保健師現任教育打ち合わせ会議

    2009年3月

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  • 北海道保健福祉事務所保健師の活動強化に関する研修会

    2007年9月 - 2008年1月

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    研究指導

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  • 東神楽町家庭看護講座「家庭看護の基本について」

    2007年3月

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    講義 演習

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  • 東神楽町家庭看護講座「家庭看護の基本について」

    2006年2月

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    講義 演習

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  • 平成17年度旭川医大公開講座「家庭介護の基本」

    2005年7月

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    講義 演習

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  • 東神楽町家庭看護講座「家庭看護の基本について」

    2005年2月

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    講義 演習

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  • 平成16年度旭川医大公開講座「やさしい介護・介護技術」

    2004年7月

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    講義 演習

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  • 旭川市都市計画審議会委員

    2004年5月 - 2010年5月

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  • JICA母子保健コース研修

    2004年5月 - 2008年6月

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    研修で、講師、フィールドワークの企画・実践を行った。フィールドワークでは、地域で展開されている母子保健活動に参加し住民の健康を守る医療保険福祉行政について考えることを目的とした。新生児訪問や、乳幼児相談、療育場面などに参加し現場の職員と意見交換を行い学習を深めた。名寄市立病院、枝幸町、稚内市など道北地域の市町村を回った。

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学術貢献活動

  • 第67回北海道公衆衛生学会 運営委員 座長

    2015年11月

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    運営委員
    シンポジウム「地域包括ケア推進に向けた地域連携」の座長

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  • 北海道公衆衛生協会・北海道公衆衛生学会 理事, 編集委員

    2014年12月 - 2026年11月

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    北海道公衆衛生学雑誌編集委員
    役員、理事【教員評価対象外項目:地方学会】
    2017年 査読1件
    2018年 査読1件
    2019年 査読1件
    2020年 査読1件
    2021年 査読1件
    2022年 査読1件
    2023年 査読1件

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  • 第19回日本看護診断学会学術集会

    2013年6月

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    拡大実行委員

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  • 第6回日本ルーラル看護学会学術集会 実行委員(事務局)

    2011年3月 - 2012年12月

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  • 日本看護研究学会第21回北海道地方会学術集会 実行委員(事務局)

    2010年10月 - 2011年6月

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  • 第3回日本ルーラル看護学会学術集会 企画委員

    2008年2月 - 2008年9月

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