2024/12/14 更新

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コサカ アケミ
小坂 朱
KOSAKA Akemi
所属
医学部 医学科 基礎医学講座 病理学講座(免疫病理分野)
外部リンク

研究分野

  • ライフサイエンス / 免疫学

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • cGAS/STING/I型IFN経路を基軸とした癌免疫微小環境のホット化治療戦略

    研究課題/領域番号:22H02838  2022年4月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    小林 博也, 小坂 朱, 大栗 敬幸, 長門 利純

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    配分額:17,420,000円 ( 直接経費:13,400,000円 、 間接経費:4,020,000円 )

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  • STINGアゴニストを用いたTNBCに対する効果的ながん免疫療法の開発

    研究課題/領域番号:22K06955  2022年4月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    小坂 朱

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    配分額:4,160,000円 ( 直接経費:3,200,000円 、 間接経費:960,000円 )

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  • 腫瘍微小免疫抑制環境下におけるI型IFN誘導『責任分子』の探索と免疫療法への応用

    研究課題/領域番号:18K07009  2018年4月 - 2021年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    小坂 朱

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    配分額:4,550,000円 ( 直接経費:3,500,000円 、 間接経費:1,050,000円 )

    担がんマウスの腫瘍組織から回収した腫瘍関連マクロファージを用いた定量的PCR法および網羅的遺伝子発現解析より、STINGアゴニストはTLRアゴニストと比べてI型IFNの発現誘導能が高く、TLR3アゴニストはDNAセンサーおよびTLRシグナル経路系の遺伝子発現が低い傾向が認められた。また、マウス骨髄から誘導した免疫抑制性マクロファージを用いた検討では、TLR3アゴニストと同様にTLR4やTLR7、TLR9アゴニストにおいてもI型IFN誘導能の低下が確認された。さらに、TLRアゴニストによる免疫抑制性マクロファージのI型IFN誘導能低下にIL-13シグナルが関与している可能性が示唆された。

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  • 癌の免疫監視逃避過程で消失するステルス癌抗原を標的とした革新的癌免疫治療法の開発

    研究課題/領域番号:16K15244  2016年4月 - 2018年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  挑戦的萌芽研究

    小林 博也, 小坂 朱, 大栗 敬幸

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    配分額:3,640,000円 ( 直接経費:2,800,000円 、 間接経費:840,000円 )

    がん細胞においてメチル化制御により抑制されている(DNAメチル基転移酵素阻害剤を処理することで再発現する)がん抗原分子をステルスがん抗原と名付け、それらを標的とした新しいがんワクチン製剤の開発研究を実施し、DNAメチル基転移酵素阻害剤によって、mRNAおよび蛋白質レベルでがん細胞株で発現が上昇する複数のステルスがん抗原を同定した。それらは免疫原性が高く、効率良くステルスがん抗原特異的ヒトT細胞を活性化することを確認している。さらに、免疫不全マウスを用いた検討において、ステルスがん抗原特異的ヒトT細胞とDNAメチル基転移酵素阻害剤を併用することにより効果的な腫瘍増殖抑制効果を確認した。

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  • COX-2選択的阻害剤とType I IFNシグナルとの併用による癌免疫療法

    研究課題/領域番号:16K19071  2016年4月 - 2018年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(B)

    小坂 朱

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    配分額:3,900,000円 ( 直接経費:3,000,000円 、 間接経費:900,000円 )

    本研究は、COX-2選択的阻害薬のcelecoxibによる免疫抑制細胞の不活化と2’3’-cGAMPを用いたtype I IFN誘導の効果を組み合わせることにより、効果的で簡便な抗腫瘍効果を誘導する治療法の開発とその機序解明を目的とした。複数の担がんマウスモデルを用いて併用治療による効果的な抗腫瘍効果をもたらす治療方法の検討を行い、無治療群および各単独治療群と比べて併用治療群でより高い腫瘍増殖抑制能を誘導する治療条件を見出した。この併用治療による抗腫瘍効果はCD8陽性T細胞やマクロファージには依存的していないこと、またtype I IFN経路以外のシグナル経路が関与している可能性が示唆された。

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