学位
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医学博士 ( 2014年3月 旭川医科大学 )
共同研究・競争的資金等の研究課題
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リポソーム誘導B7-H3陽性MDSCの誘導機序とT細胞抑制機序の分子基盤の究明
研究課題/領域番号:19K08854 2019年4月 - 2022年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
東 寛, 鳥海 尚久, 長森 恒久, 更科 岳大, 酒井 宏水, 吉田 陽一郎
配分額:4,420,000円 ( 直接経費:3,400,000円 、 間接経費:1,020,000円 )
リポソーム粒子をラットに静注すると脾臓内にT細胞の増殖を抑制する細胞が一過性に誘導される。この細胞は、リポソームを捕捉した脾マクロファージで、T細胞の抑制にはcell-to-cell contactが必要であり、直接的なエフェクターはnitric oxideである。B7-H3分子がその細胞表面マーカであり、iNOSが陽性で、NFkB及びMAP kinaseが活性化している。以上より、当該細胞は、腫瘍組織内に出現しているB7-H3陽性の骨髄由来免疫抑制性細胞(MDSC)と類似していると結論された。また、リポソーム粒子は主として、マクロピノサイトーシスにより細胞内に取り込まれる実験結果を得た。
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リポソーム誘導MDSCに発現するB7-H3分子誘導機序とその免疫抑制効果への関与
研究課題/領域番号:16K10010 2016年4月 - 2020年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
東 寛, 更科 岳大, 高橋 弘典, 岡嶋 一樹, 酒井 宏水, 吉田 陽一郎
配分額:4,810,000円 ( 直接経費:3,700,000円 、 間接経費:1,110,000円 )
我々は今まで、ある種のリポソームをラットに投与すると、脾内T細胞の増殖を抑制するマクロファージが誘導されること、それが、myeloid derived suppressor cell に類似している事を見出し報告した。本研究では、これらの細胞に表面にはB7-H3(CD276)分子が発現している事及び、これらの細胞がT細胞の増殖を抑制していることを示す結果を得た。
さらに、リポソームを投与してラットの脾臓ではiNOSが誘導されていること及び、NFkB signaling pathwayが活性化されている事も明らかにした。
しかし、抗B7-H3抗体によりT細胞の増殖抑制効果を解除する事ができなかった。
職務上の実績に関する事項
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2024年2月大学入学後期試験 面接官
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2023年4月 -現在院内化学療法プロトコル委員会委員
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2023年4月 -現在外来化学療法センター副センター長
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2021年8月 -2023年3月医療安全管理部 委員
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2021年5月 -現在がん専門医療人材養成ボード コースコーディネーター
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2021年5月 -現在薬剤専門委員会 委員
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2021年5月 -現在緩和ケア診療部運営委員会 委員
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2021年5月 -2023年3月院内化学療法プロトコル委員会 委員長
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2021年5月 -2023年3月院内がん登録委員会 委員長
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2021年5月 -2023年3月がん診療連携拠点病院運営委員会 委員長
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2021年5月 -2023年3月外来化学療法センター運営委員会 委員長
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2021年5月 -2023年3月腫瘍センター運営委員会 委員長
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2021年5月 -2023年3月病院運営委員会 委員
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2019年12月 -現在がん遺伝子診療部運営委員会 委員
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2019年12月OSCE外部評価を実施
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2019年12月学内臨床実習前OSCE評価
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2016年10月 -2021年3月院内化学療法プロトコル委員会 委員
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2016年4月 -2021年3月院内輸血療法委員会 委員